セボシウミタケハゼ

スズキ目ハゼ科ウミショウブハゼ属

2022.1.9:投稿



【分布域】伊豆諸島、千葉県から屋久島、琉球列島。
【生息域】岩礁斜面や根の周辺、サンゴ礁域の礁原外縁や礁斜面に生息。生息水深は2~20m。ウミトサカ類、カイメン類、スリバチサンゴ類など様々なものに着生する。
【特徴】体色にはいくつかのタイプが見られる。第1背鰭の基底に半楕円形の黒色斑がある。尾鰭に模様は入らない。



「On ヒレジャコガイ」

セボシウミタケハゼは様々な宿主に着生している。
この個体は何ともフォトジェニックな所に棲んでいた。

ヒレジャコガイの模様が背景なだけで、下手な写真もグッと値打ちが上がる(ような気がする。。。)
お気に入りの1枚。
当HPのスマホ版・トップのスライドショーの写真にも採用している。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.10.04 #829

撮影ポイント

屋久島 一湊 タンク下

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

写真の背景も大事ではあるが、、、
投稿の主役「セボシウミタケハゼ」に話を戻そう。

 

本種の名前の由来でもある、第1背鰭の斑点(星)は色も真っ黒ではないことも手伝って、概して確認しづらい。

 

図鑑『日本のハゼ』の新訂版(改訂版)が昨年発刊された。
本種の分布域は以下のように書き換えられた。
(旧)伊豆諸島、相模湾、伊豆半島、愛媛県宇和海、高知県、奄美大島、沖縄諸島、八重山諸島。
(新)伊豆諸島、千葉県~屋久島、琉球列島。

 

「備考」の欄には
「体色はいくつかのタイプが見られ、今後精査が必要」
新旧共に同じ記述がのせられている。
新旧には17年程のタイムラグがあるが、こうした研究はなかなか難しいのだろう。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.10.19 #449

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus XZ-1

緑鮮やかなホストの上のセボシウミタケハゼ!
キサンゴ系?だったように思うが、ホストの正確な名前は不明。

 

参考写真:同じ時の同じ個体。
少なくとも2個体はいた。(画像の下方に辛うじて入っている)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.03.04 #407

撮影ポイント

石垣島 スモールワールド

使用機材

Olympus XZ-1

こちらはオレンジ色のホストの上のセボシウミタケハゼ!

 

前述でも触れた図鑑『日本のハゼ』には、本種の写真が10枚も載っている。異例と言っていい。
同じウミショウブハゼ属のスケロクウミタケハゼは1枚。アカスジウミタケハゼは2枚。
それだけセボシウミタケハゼは、体色にもホストにもバリエーションが多いということだろう。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.09.29 #828

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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