ナンヨウマンタ

トビエイ目トビエイ科

2022.12.1:改名・追記



”オニイトマキエイ”としてここに投稿した種は「ナンヨウマンタ」である可能性が極めて高いため、改名し以下追記した。後日(2022.12.24)投稿する「オニイトマキエイ」も併せて参照して頂きたい。


【分布域】高知県、琉球列島:インド・太平洋、東部大西洋。
【生息域】サンゴ礁周辺の表層を遊泳する。外洋性が強いオニイトマキエイに比べて、沿岸性が強い。
【特徴】背側の黒色の斑紋は八の字状になる。口裂周辺は白色~灰色。腹側の第5鰓孔に接する黒斑は無いか、もしくは白色。最大5m。


破線以下は「ナンヨウマンタ」と「オニイトマキエイ」が別種として区別されたことを知らない時点での投稿。種の名称もそのまま、文章もそのまま残しておく。
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2021.3.13:投稿


オニイトマキエイって誰?

そう「マンタ」のこと!!!

ダイビングを始めるきっかけが「海の中でマンタを見たい」という人も多いと聞く。

確かにカメ、ジンベイザメ、マンボウそしてこのマンタ、大物・ワイド系の中でも飛び切り魅力的だと思う。(私は未だジンベイザメやマンボウに出会った経験が無い)

マンタがやってくる”クリーニングステイション”の根で、その登場をじ〜っと待っている時のワクワク感とドキドキ感、そしてマンタが頭上に現れた時の緊張感と幸福感、それらは何物にも代えがたい。

大きな体を優雅に、そしてゆっくりと”マント”をたなびかせるかのように泳ぎ、旋回して去っていく。そんなシーンに遭遇できるのは、まさにダイバー冥利に尽きる。


この写真を撮った日はちょうど私の誕生日だった。そして同じダイバーの娘との石垣島2人旅。

現地ガイドの那須さんが、マンタ2枚をバックに入れて娘との記念写真(参考写真)を撮って下さった。

至福の時!!!!!




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.11.03 #312

撮影ポイント

石垣島 マンタシティポイント

使用機材

Olympus XZ-1

この写真も1枚目と同じ時のものだが、
実はこの写真の直前、”誕生日を祝う幸せな親娘”の間にちょっとした波乱があった。

 

私の性格を自己診断すると「根気強いが飽きっぽい」「思いこんだら一直線からの視野狭窄」
そこを踏まえて頂いた上で、話を進める。。。。

 

【客観的事実】
2012.11.3の写真データをもとに私の行動を検証。
マンタの写真を(動画も含めて)30数枚撮影。その間に「Happy Birthday」の旗を使った記念撮影が別途10枚。
そこから突然、チョウチョウウオ系の何かも分からないようなピンボケ写真を1枚。続いてウミウシの写真。徐々に寄って行く経過で連続3枚。被写体の大きさから推定してマクロレンズを装着しての撮影の模様。

 

【主観的事実=言い訳】
マンタの写真はもう30枚も撮ったし、動画も撮ったし、マンタはどんな風に撮れば良いかよく分からないし。もう、マンタは良いかなぁ〜。ちょっと飽きてきたし〜。
(目の先すぐそこに「ウミウシ」がいる)
(石垣へ来る前に初めて手に入れた憧れの「マクロレンズ」がBCのポケットにある)
そうだ!マクロレンズの練習をするのに丁度良いかも!このウミウシで練習しよぅ〜。
と、思っただけ。。。。

 

この直後、娘から教育的指導が発令!!
「マンタが3枚いるのに、なんでマクロレンズ付けてるの? しかも、よりによってコイボウミウシ!」(こんな具体的な会話、親娘なら海の中でもその表情から通じるのだ)

 

ちょっとシュンとなって、仕方なくマクロレンズを外して撮ったのが上の1枚。

 

この時以来、イボウミウシ系はトラウマ?となり、あまり好きではない傾向が続いている。

 

参考写真はその時のコイボウミウシ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.11.03 #312

撮影ポイント

石垣島 マンタシティポイント

使用機材

Olympus XZ-1

思い出話に終始せず、図鑑らしい記述も加えたい。

 

オニイトマキエイの分布は全世界の熱帯、亜熱帯域。日本では南日本の太平洋岸、琉球列島、小笠原諸島。私は石垣島、西表島、パラオで出会うことができた。
基本外洋性で沖合の表層を遊泳することが多いが、沿岸域での観察の機会もある。

 

体の形は菱形で長い尾を持つ。基本、背側が黒色で腹側が白色だが個体差もある。腹側の5番目のエラの後ろに黒ずんだ斑紋が1対ある。口の周りは基本黒色で、背側の白っぽい模様は口と並行している。

 

名前の由来:
和名のオニイトマキエイは、頭の先端にある胸鰭由来の頭鰭(とうき)と呼ばれる左右1対のヘラ状の特殊な鰭を、丸めたり伸ばしたりする様から”イトマキ”の名が。
英名のGiant manta (Giant manta ray) は”マント”から。大きな胸鰭を羽ばたかせて泳ぐ様子がマントを連想させるから。

 

参考写真は腹側の斑紋や頭鰭の位置。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.11.03 #312

撮影ポイント

石垣島 マンタシティポイント

使用機材

Olympus XZ-1

パラオのジャーマンチャネルの中層を遊泳捕食中のマンタ。確か8枚のマンタがいたと記憶。
この時はクリーニングステーションを旋回するマンタとは一味も二味も違った迫力に満ちていた。

 

マンタは口が頭の前面に付いていて、口を大きく開いて海中のプランクトンを捕食する。海水と共にプランクトンを吸い込み鰓で濾過した後、不要な海水は鰓裂から排出する。

 

「ニックネーム・シリーズ」Part2
Part2の4番目はマンタことオニイトマキエイ

 

#9ナポレオン=メガネモチノウオ
#10ナンパコ=ミナミハコフグ
#11ジョーフィッシュ=カエルアマダイ(アゴアマダイ科の他の種も)
#12マンタ=オニイトマキエイ
#13バルタン星人=ウミウシカクレエビ

 

Part1(#1〜8)はこちら

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.03.21 #866

撮影ポイント

Palau German Channel

使用機材

Olympus XZ-1

せつこ

2021.03.27

22:36

ふふふ😅
楽しかったよね〜!あの旅。海も充実してたし。

海の中は、目線とテレパシーでの会話。いつも当たらずとも遠からず。 あの時もネ。

ぜひ、また行きましょう! マンタポイントへはワイド用のカメラで行くね😅👍

まき

2021.03.27

14:47

ありがたいことにマンタとの思い出は数あれど、この時ほどユニークな思い出はありません😅テレパシーでここまで通じるとは…笑 ほぼ一言一句そのまま思ってました。
至福の石垣二人旅、また行きたいですね〜❣️

コメント

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