カワハギ

フグ目カワハギ科

2023.1.31:投稿



【分布域】北海道以南、伊豆諸島、九州。
【生息域】水深100m以浅の砂底と岩礁が混じり合うような環境に生息。
【特徴】体色は青灰色や褐色で、淡い暗色の斑模様や黒っぽい縞模様のある個体もいる。色彩変異が多い。体はひし形をしている。雄は背鰭の第2軟条が糸状に伸長する。雌のそれは伸長しない。



「再会!」

つい数日前に撮ったカワハギの写真。


食材としては、美味な魚として人気が高い。
しかし、ダイバーの被写体としては地味な部類に入る。何と言っても”華”がない。

私が保管しているカワハギの写真は、2010年に撮ったものが2枚、2013年に撮ったものが1枚。
ここ10年カワハギを撮っていないということ。

この間、カワハギの刺身やエンガワ、肝醬油などを口にしては来た。
が、被写体してのカワハギには実に10年振りの”再会”だった。


この日、田子の海をガイドしてくれたのはインストラクターの龍君。
2021年5月のG.W.に行った奄美大島以来。

「カワハギの背鰭の第2軟条が長く伸びているのがオスで、メスは伸びない」とその龍君が話す。
海の生物の知識の豊富さ、マニアックさが懐かしい。笑

カワハギの雌雄の違いを教えて貰った途端に、改めてカワハギを撮り直したいと思った。
相変わらず”さかなクン”の龍君。
彼との”再会”が、カワハギとの”再会”を私にもたらしてくれた。


参考写真:同じ時の同じ個体。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.01.28 #1232

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「カワハギ 雌」

 

ナイトダイビングでの写真。
カワハギは昼間に活動し、夜間は藻などを口に咥えて眠るらしい。(因みにこの習性は同じカワハギ科のアオサハギアミメハギも同じ)
藻を咥えてはいないが、この個体も眠っていたのかも知れない。
本種の写真はナイトダイビングでのものが多いのは、それが理由の1つかも知れない。

 

雌の背鰭は糸状に伸びてはいない。

 

参考写真:2010.10.18 @初島 フタツ根
没候補の写真だったが珍しく青抜きなので採用。
古い古い写真ではある。この個体も雌。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2013.06.29 #365

撮影ポイント

田子 弁天島→アジロ崎

使用機材

Olympus XZ-1

「カワハギ 幼魚」

 

これもナイトダイビングでの写真。
そしてこれも2010年の古い写真ではある。
小さな小さな個体だった。

 

最後にカワハギの名前の由来について。
本種は体が硬く分厚い皮が覆われている。その為、料理する際は「皮を剥ぐ」必要がある。そこから名前「カワハギ」になったとか。
皮はツルッと剥けるので関西の一部地方では「ハゲ」とか「マルハゲ」の呼び名もあるそうだ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.09.04 #139

撮影ポイント

田子 アジロ崎

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

せつこ

2023.02.01

22:29

りゅー君!
コメント有難う。お泊まり田子、楽しかった〜♪
投稿する為に調べると、釣り人からの見方も色々出て来て面白いのよね。ある魚は釣り人からは”外道”と呼ばれてるとか。
りゅー君は釣りも詳しいね。
ハゲ針ねぇ〜!

大丈夫!りゅー君は心配ないと思う 笑
またの海を楽しみにしてます。

りゅー

2023.02.01

18:00

おおっ!
早速ありがとうございます!

釣りに使う針にもいろいろ種類があり、チヌ針、ムツ針、キス針など名前がついているのですが、カワハギ釣りに主に使用される針の名前は「ハゲ針」。

将来、耳が痛くならないよう、願うばかりです笑

コメント

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