イソマグロ

スズキ目サバ科

2021.5.23:投稿



『押さえつけられ3部作ーその①』

冒頭から訂正とお詫びを!
表題の”押さえつけられ”は事実に反している。「押さえつけて貰った」「押さえつけて頂いた」が適切な表現。

誰かに私の体を押さえつけて貰って、ようやく撮った種が3種類ある。
イソマグロはその1種類目。

時は2016年G.W. 小笠原諸島・聟島(ケータ)列島の「嫁島マグロ穴」
”ここを潜らずして小笠原を潜ったと言うべからず”

小笠原・父島から1時間半〜2時間。季節、海況に恵まれなければ嫁島へ遠征することさえ出来ない。
穴の中にはイソマグロが何十尾〜何百尾の群れを作って回遊している。シロワニもいればロウニンアジ・カッポレもいる。
もちろん、遥々来ても運が無ければ穴の中にイソマグロは不在の時もある。

この年のマグロ穴は生憎かなりのウネリが入っていた。
大きな岩に体を伏して、眼前を悠然と行進するイソマグロの群れを見物する。壮観だ。
しかしウネリの為、私の体は左側のO谷さん、右側のE本さんの間1mを右に左にと振られ固定出来ない。左手で岩を掴み右手に持つカメラを前へ差し出しイソマグロの群れを何とか撮ろうと必死。だが、ウネリでままならない。


ところが、あるタイミングで私の体はピタリと固定された。
その固定されている隙に撮ったのが上の写真。5〜6枚撮った。


何故私の体は固定されたのか?
真相は下の参考写真の中にある。イラストはE本さんが私のログに書いてくれたもの。
因みにE本さんは身長180~190cm 推定体重90~100kgの偉丈夫。しかもとてもチャーミングな人柄。私の大好きなダイビング仲間。
E本さんのログブックにはイラストが一杯。彼の目を通した独自の思い出がキュートな絵と共に書かれている。
その視点の面白さ楽しさに彼のログを写メさせて貰っている。私のDropboxには「E本画伯作品集」というフォルダーがある。
その中の1枚には「GoPro (コロナ)給付金で買った。without ダイコン」など、私の伸長する如意棒の先のGoProや、本人は忘却の彼方へ捨て去りたい失態も描かれている。

参考写真をもっと載せられたなら、E画伯の楽しいイラストや、ウエットスーツ無し(Tシャツ・短パン)でタンクを背負って潜っている勇姿など紹介したいところ。残念。



『押さえつけられ3部作ーその②』・・・ヨコシマエビ
『押さえつけられ3部作ーその③』・・・ベニツケタテガミカエルウオ


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.05.05 #542

撮影ポイント

小笠原 嫁島 マグロ穴

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.9~18mm F4.0~5.6)

こちらは 2012年のG.W. @西表島の仲の御神島 天馬崎
激流、強い流れの上級者ポイント。イソマグロ狙い!

 

船から潜降ロープ迄も水平なロープが張られていた程。

 

「ロープから手を離すと東シナ海へ飛ばされますからしっかり握っていて下さい」とブリーフィング。自分では平然としている積りだったが、どっこいテンパっていたらしい。船から海へエントリーする直前、現地のガイドの方に指摘された。「カメラにマクロレンズ付いてますよ!」

 

この頃はXZ-1というデジカメに外付けのマクロレンズを付けてウミウシなど小さな生物を撮っていた。

 

「マクロレンズでイソマグロ?!」
シャレにもならない!!!

 

【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁や岩礁の表層を数尾〜数十尾で回遊する。
【特徴】第2背鰭と臀鰭の先端が白色。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2012.05.04 #277

撮影ポイント

西表島 御神島 天馬崎

使用機材

Olympus XZ-1

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