イシガキダイ

スズキ目イシダイ科

2022.5.23:投稿



【分布域】南日本、琉球列島。
【生息域】浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息。成魚は海底の岩陰や洞窟に潜んでいたり、海底を泳ぎ回ったりする。
【特徴】全身が灰白色の地に黒褐色の大小の斑紋で覆われる。成魚の大きさは50〜90cm。口は歯が融合して鳥のくちばしのようになっている。甲殻類、貝類、ウニ類などを強い顎の力で噛み砕いて摂食する。肉食性。
老成した雄は斑紋が消失して全身が灰褐色になり、口の周囲が白っぽくなる。このことから「クチジロ」と呼ばれる。雌は老成しても斑紋は残り、口周りも白くはならない。



和名の由来:体側の模様が「石垣」のように見えるから。

冒頭の写真は岩陰に隠れているイシガキダイ。
下の参考写真は泳いでいるところ。
大きさや体の色彩などから、両者は似たようなジェネレーションではないかと思う。

何れも各鰭の縁は黒っぽい。


参考写真:2020.12 @伊豆海洋公園

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.09.15 #446

撮影ポイント

雲見 牛着岩

使用機材

Olympus XZ-1

「クチジロ」

 

未だ十分ではないが吻の周りが白色になり始めている。

 

予てから「クチジロ」と呼べるイシガキダイを撮りたいと狙っていた。
「クチジロ」と呼ばれる頃の本種は、吻の周囲が白くなり体側の石垣模様はほぼ消失してしまう。

 

この時、根から少し離れた砂底の中層にロープが組まれた?場所があった。
そこに何種類かの魚に混じって、吻の周りが少し白いイシガキダイが見えた。
わざわざそこまで泳いで撮りにいった。

 

同じイシダイ科のイシダイは「クログチ」と呼ばれ、本種イシガキダイは「クチジロ」と呼ばれる。
次回は正真正銘の「クチジロ」を撮り収めたい。

 

参考写真:同じ時の同じ個体。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.05.04 #1129

撮影ポイント

伊東 満根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

こちらの個体も岩と岩の隙間に挟まっている。
体色はかなり黒っぽい。
大きさなどは記憶にない。

 

体色(濃淡)と成長時期との関係性はイマイチ調べ切れなかった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.06.03 #490

撮影ポイント

田子 田子島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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