アナモリチュウコシオリエビ
コシオリエビ科チュウコシオリエビ属
2021.1.13:投稿
図鑑『海の甲殻類』には、本種アナモリチュウコシオリエビについて、1ページ全面の写真が掲載されてはいるものの説明文は無い。
同じ属のホムラチュウコシオリエビとは名前も似ているのだが、断然こちらの方が人気は高い。名前の一部「アナモリ」とは「穴守」。狭い隙間を好むとの意。名前通り、潮通しの良い壁や岩場の小さな隙間や穴に棲んでいる。気質としては臆病。
分布域は、Web 上の各サイトなどでも調べてみたが、記述を見つけられなかった。私の経験上から、琉球列島、高知県柏島、小笠原諸島、伊豆(井田)を上げておく。
穴から突き出した黄色い長い前脚、大きな目玉、前脚に密生した毛が蛍光色に光っているのが本種のチャームポイントか。
データ詳細
撮影日
2020.07.04 #883
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ニックネーム・シリーズ」
5番目は「ロボコン」
ロボコンは漫画や特撮TVドラマの主人公ロボットのキャラクター名。
正直、私は漫画もドラマも見たことがない。
原作者:石ノ森章太郎(伝説の”ときわ荘”の住人でもある)
脚本家:上原正三(ウルトラマンシリーズや戦隊物の多くを手がけた)
この有名な2人が「ロボコン」の原作と脚本を担当していたことも初めて知った。
確かに、アナモリチュウコシオリエビとロボコンは似ていると思う。
このニックネームも手伝ってか本種は人気者だが、臆病な性格の本人にとって、果たしてそれは幸せなのか迷惑なのか?
Part1
#1サロンパス=スミレナガハナダイ
#2ピカチュウ=ウデフリツノザヤウミウシ
#3ウルトラマンホヤ=和名無し
#4パンダホヤ=和名無し
#5ロボコン=アナモリチュウコシオリエビ
#6ハンマー=アカシュモクザメ
#7ドリー=ナンヨウハギ
#8ジャパピグ=ハチジョウタツ
Part2(#9〜13)はこちら
データ詳細
撮影日
2018.06.15 #712
撮影ポイント
柏島 民家下北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
ロボコンを初めて見たのは2010年。その後縁がなく、2度目に会ったのは8年後の井田の海だった。
そこからはまるで弾みが付いたかのように頻繁に会うようになった。
この写真を撮ったのは小笠原の海。ポイントはシロワニ(オオワニザメ科)が居る鹿浜。
シロワニが暗い洞窟の中を悠然と旋回する様を迫力ある動画に撮りたかった。その為にGoProと1m 程も伸びる如意棒のような仕掛けも持ち込んでいた。
期待は見事に外れ、シロワニは不在だった。相手は生き物。仕方がない。
その代わり?に紹介されたのが写真のロボコン。会えない間は思いが募っていたはずなのに、何やらそっけない写真を撮ってしまった。良く見ると未だ若い個体で可愛い。
そんな思い出の詰まった「ロボコン」。
データ詳細
撮影日
2020.09.22 #916
撮影ポイント
小笠原 弟島 鹿浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)