アマミスズメダイ

スズキ目スズメダイ科スズメダイ属

2021.10.25:追加再投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】成魚は潮通しの良い開けた岩礁やサンゴ礁の中層で群れでいる。
幼魚は根の側面や窪みなどで単独で見られる。
【特徴】成魚はスズメダイ属の中では大型で体長15㎝程にもなる。体側にははっきりとしたウロコ模様があり、緑がかった暗い茶色の体をしている。背高は高い。体後方の白色に変わる境界は尾柄部より前。
幼魚は眼の上下、頭、腹鰭、背鰭、臀鰭に青の蛍光色のラインが良く目立つ。また尾柄部にも同じ色の小さな斑点が1つある。体長はおよそ2㎝程。





「海の中に”春”を告げる アマミスズメダイ幼魚」

アマミスズメダイの繁殖期は冬。
卵から孵化し、海の中で大切に育まれた小さな命。
その小さな命は可愛い幼魚となり、やがて海の中に”春”を告げる!

2014年3月初旬
石垣島の海を訪ねた。現地のショップも2月中の休業から丁度再開したばかりだった。

海の中のそこかしこの窪みには、まだ幼気(いたいけ)なアマミスズメダイの幼魚がピコピコ泳いでいた。
まるで”宝物探し”のように、あっちで見つけてはレンズを向け、又こっちでも見つけてシャッターを切る。
水温22℃、石垣島「春の海」。



参考写真:2021.5.1 @奄美大島 倉崎ビーチ
上の写真の個体よりやや成長段階の幼魚。季節が5月へと進んだからか。
本場・奄美の海のアマミスズメダイの幼魚。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.03.05 #409

撮影ポイント

石垣島 大崎サンドガーデン

使用機材

Olympus XZ-1

アマミスズメダイ 成魚

 

アマミスズメダイの成魚は群れを作る。単独でいるところは、ほぼ目にしない。

 

スズメダイ科の魚にはよくあることだが、幼魚は可愛いが成魚は黒っぽくて非常に地味なことが多い。本種もその例外ではない。
シコクスズメダイに似ているという説もあるが、私はそうは思わない。サイズも形も色も違う。

 

アマミスズメダイ成魚の単体の写真を今まで1度も撮ったことがない。
それに今気付いた。意外だ。
いや、それは決して意外なことではない。”必然”なように思われる 笑
この事実は、アマミスズメダイ成魚に対する私の冷淡さを如実に物語っているだけのこと。
幼魚の写真は整理するのも困るほど多数。ここに載せる写真を選ぶのも困るほどだというのに。。。

 

参考写真:2011.9.24 @沖縄本島 万座 ホーシュー
アマミスズメダイ成魚の群れは見事と言えば見事ではある。
成魚の群れの写真も2010年や2011年の古いものばかり。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.09.24 #144

撮影ポイント

屋久島 一湊 お宮前

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

「Ⅴの字」の冠

 

アマミスズメダイの幼魚に初めて出会ったのは2013年の奄美大島。「大仏サンゴ」というボートポイント。このポイントにはコモンシコロサンゴという大仏さまの頭に似た塊状のサンゴがある。

 

その大仏さまの頭の上で無邪気に遊ぶアマミスズメダイ幼魚。
その幼魚は「Ⅴの字」の冠を頂いていてなんともカワイイ!!
この時のデータを見返すと6~7枚撮っているが、Ⅴの字のアマミを捉えた写真は1枚も見当たらない。

 

参考写真:2021.5.2 @奄美大島 プチフィッシュ
どこの海でも、何年経っても、飽きることなく、アマミスズメダイのⅤの字をこれからも撮り続ける気がする。偶然という幸運を力にして。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.07.03 #879

撮影ポイント

柏島 後浜no.1.5

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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