イシガキダイ
スズキ目イシダイ科
2024.7.10:再投稿
本種の別名はクチジロ。
名前通りに吻が白い個体を慶良間の海でつい最近撮った。
最後尾に掲載。
2022.5.23:投稿
【分布域】南日本、琉球列島。
【生息域】浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息。成魚は海底の岩陰や洞窟に潜んでいたり、海底を泳ぎ回ったりする。
【特徴】全身が灰白色の地に黒褐色の大小の斑紋で覆われる。成魚の大きさは50〜90cm。口は歯が融合して鳥のくちばしのようになっている。甲殻類、貝類、ウニ類などを強い顎の力で噛み砕いて摂食する。肉食性。
老成した雄は斑紋が消失して全身が灰褐色になり、口の周囲が白っぽくなる。このことから「クチジロ」と呼ばれる。雌は老成しても斑紋は残り、口周りも白くはならない。
和名の由来:体側の模様が「石垣」のように見えるから。
冒頭の写真は岩陰に隠れているイシガキダイ。
下の参考写真は泳いでいるところ。
大きさや体の色彩などから、両者は似たようなジェネレーションではないかと思う。
何れも各鰭の縁は黒っぽい。
参考写真:2020.12 @伊豆海洋公園
データ詳細
撮影日
2014.09.15 #446
撮影ポイント
雲見 牛着岩
使用機材
Olympus XZ-1
「クチジロ」
未だ十分ではないが吻の周りが白色になり始めている。
予てから「クチジロ」と呼べるイシガキダイを撮りたいと狙っていた。
「クチジロ」と呼ばれる頃の本種は、吻の周囲が白くなり体側の石垣模様はほぼ消失してしまう。
この時、根から少し離れた砂底の中層にロープが組まれた?場所があった。
そこに何種類かの魚に混じって、吻の周りが少し白いイシガキダイが見えた。
わざわざそこまで泳いで撮りにいった。
同じイシダイ科のイシダイは「クログチ」と呼ばれ、本種イシガキダイは「クチジロ」と呼ばれる。
次回は正真正銘の「クチジロ」を撮り収めたい。
参考写真:同じ時の同じ個体。
データ詳細
撮影日
2022.05.04 #1129
撮影ポイント
伊東 満根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
こちらの個体も岩と岩の隙間に挟まっている。
体色はかなり黒っぽい。
大きさなどは記憶にない。
体色(濃淡)と成長時期との関係性はイマイチ調べ切れなかった。
データ詳細
撮影日
2015.06.03 #490
撮影ポイント
田子 田子島
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「クチジロ」
初回(2022.5.23)の投稿で「正真正銘のクチジロを撮りたい」と書いた。
書いたからには、その後チャンスが来るのを狙っていた。
”正真正銘”かどうかは分からないが、大分マシかなと(笑)
慶良間諸島の沖山(ウチザン)と言うポイントにある根にはノコギリダイ、ムスジコショウダイ、ヒメフエダイ、キンセンフエダイなどがグチャッと結構な密度で泳いでいた。
その中に吻が白いイシガキダイが混じっていた。
他の魚と重ならないように隙間を縫ってシャッターを切った。
データ詳細
撮影日
2024.06.29 #1417
撮影ポイント
慶良間諸島 沖山(ウチザン)
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)