セナスジベラ
スズキ目ベラ科ニシキベラ属
2022.10.13:投稿
【分布域】伊豆諸島、小笠原諸島、神奈川県三浦半島南西部、静岡県沼津、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】浅いサンゴ礁に生息する。
【特徴】体色は極淡い青色~淡い緑色。背側に斜めの黒褐色の帯が複数入り、それは腹側までは到達しない。眼から放射線状に暖色系(赤色、ピンク色、橙色)の帯が広がり、体側にも同じ色彩の縦帯が見られる。雌雄の色彩の差はほとんどない。
幼魚は本州の太平洋沿岸に死滅回遊魚として流れ着くが成魚には至らない。
「セナスジベラ 初撮影」
”体側の背側に黒っぽい斜めの帯を持つベラ”。
その存在を、知ってはいた。
しかし、動きが速く、地味と言えばこの上なく地味。
狙ったところで、まともな写真が撮れるとは思えない。結果、時間の浪費につながる。。。
そんな腰の引けた思いで、今まで本種をスルーしてきた。
挑まなければ、撮れる可能性はゼロ。
”難敵”だと分かってはいても、シャッターを切らなくてはいけない!
屋久島の一湊・お宮前で初めてセナスジベラに挑んでみた。結果は、やはり難しい!
今後この図鑑の種を増やしていくためには、こうした難敵を避けては通れない。
そろそろ、そんな時期に入って来たのかなと感慨深い2022年の初秋である。
本種セナスジベラ。
ベラ科ニシキベラ属の仲間。
ニシキベラ属は難敵揃い(ベラ図鑑に収録されているのは以下の9種類)
・セナスジベラ(本種)
・ニシキベラ
・コガシラベラ
・ヤマブキベラ
・オトメベラ
・ヤンセンニシキベラ
・ハコベラ
・キヌベラ
・リュウグウベラ
オトメベラは攻略中。
キヌベラとリュウグウベラは未だ認知したことすらない。
データ詳細
撮影日
2022.10.02 #1193
撮影ポイント
屋久島 一湊 お宮前
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)