ハコベラ

スズキ目バラ科ニシキベラ属

2021.10.2:投稿



【分布域】静岡県沼津、八丈島、小笠原諸島、和歌山県串本、高知県柏島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深の浅い(1〜10m)サンゴ礁や岩礁で見られる。
【特徴】雄相は体側中央にギザギザの縦帯が入る。眼から放射線状に青緑色のラインが伸びる。雌相や幼魚は雄相に比べて地味。尾鰭付け根と背鰭に黒色斑を有す。雌相の腹部には斜めに2本のラインが入る。



ハコベラ 雄相 婚姻色

小笠原の海。
5m位の浅場で安全停止をしながら、コガシラベラやヤマブキベラなどベラ科の魚達を眺めた。
波当たりもある中、ベラ科特有のスピードで激しく泳ぎ回っている。

その中でも一際眼をひく派手な模様の魚がいた。しかも超高速で興奮した尋常ではない泳ぎ方をしている。
その姿や色彩に覚えはなかった。動き方から、恐らくベラ科の魚の婚姻色だろうと目星を付けた。

余りの速い動きに、撮れる自信はまるでなかった。しかし、ブレブレだろうがピンボケだろうが、体の一部だけだろうが構わない。”証拠写真”を狙ってシャッターを切った。

案の定、決して納得のいく写真ではない。しかし貴重なmy新種を1種ゲット。

本種ハコベラ、図鑑では「普通種」と記載されている。ならば何故今まで私の目に入らなかったのだろう。
今回はその存在に気付けたのは”普通じゃない動き”と”普通ではない婚姻色”だったからか。。。。



ん〜「普通」とは何だろう?
秋の夜長。
ハコベラが哲学的な問いを私へと投げかけている 笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.09.17 #1041

撮影ポイント

小笠原諸島 西島 西島SW

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA