ヤリカタギ
スズキ目チョウチョウウオ科
2024.11.27:再投稿
長年の念願、ヤリカタギの夜バージョンを撮った。
最後尾に掲載。
2024.8.10:投稿
【分布域】和歌山県以南の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】浅いサンゴ礁で見られる。ミドリイシ類のポリプを主食としているため、サンゴへの依存度が高い。
【特徴】チョウチョウウオ科の魚の中では1番細長い体をしている。体色は白色。体側には”く”の字型のラインが並ぶ。背鰭と臀鰭は黄色で、その後端が角張り白色で縁取られる。眼を通る黒色の横帯が入る。成魚の尾鰭は黒色。幼魚の尾鰭は黄色。夜になると体色が変化し、体側背側に模様が現れる。
「ヤリカタギ 成魚」
体側には槍の切っ先にも似た「く」の字が並び、チョウチョウウオ科の魚にしては細長い独特な体型。
近年、ヤリカタギの餌になるサンゴの白化が進んで、本種は減少傾向にあるとか。
「準絶滅危惧種」と判定されているらしい。
急がねば!
ヤリカタギの夜バージョンをずーっと狙っている。
夜バージョンを撮ってから本種を投稿しようと目論んでいた。
しかし、なかなか思い通りに事は運ばない。。。
去年の12月の柏島・竜の浜でも、ヤリカタギの夜バージョンを見付けた。
ところが、ヤリカタギが夜バージョンへと姿を変える頃、海の中は暗くなり始める。
薄暗い海の中「おっ!夜バージョン!」
1人、内心、歓喜の声を上げた。
ところが、それは陽も沈みかけたエキジット前のタイミング。
仲間の皆はぐいぐい船の方向へと泳いで行く。
暗くなりかけた水中で単独行動を取るのも憚れ、
あんなにも撮りたかった夜バージョン、泣く泣く諦めた。
私には”ジンクス”がある。
余り嬉しい”ジンクス”ではないが、、、。
例えばこのヤリカタギの夜バージョンのように「何かを撮ってから」と拘っていた種を、
ちょっとも~う無理かなっ!と、
しびれを切らせて投稿すると、その直後に撮影に成功した例が結構ある。
若干?いや大分?下心見え見え。
ジンクスを逆手に取った作戦(投稿)
そんな不純な投稿。
神様に意地悪されるかも知れないが。
ここはジンクスを信じて(笑)
データ詳細
撮影日
2020.12.05 #938
撮影ポイント
柏島 民家下北北
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ヤリカタギ 超幼魚」
この子の可愛さに言葉は要らない!
体に対して大き過ぎる眼、その視線、口元!
チビ、ちび、おチビちゃん!(笑)
データ詳細
撮影日
2020.08.30 #908
撮影ポイント
伊豆大島 王の浜
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「ヤリカタギ 夜バージョン」
2024.11.27:再投稿
やっと撮ることが出来た!(笑)
ちょっと肩の荷が降りた感じ。
「夜になると体色が変化し、体側背側に模様が現れる」
【特徴】にこう書いた以上、そうした模様が出現した個体の写真を載せるべきだと思った。
自分ひとりが勝手にそう思い込み、勝手にプレッシャーを感じて来た。
2024年秋冬コレクション?ではなく「柏島・秋冬ツアー」。
今回も柏島の引率インストラクターは、別名は”嵐を呼ぶ女”(笑)
その名の通り、海面はバッチャンばっちゃん荒れていた。
柏島到着日、2本目。
エントリーして50分程が経過した。
そろそろエキジットの頃かなと思った。
カメラやストロボの電源をOFFにして、コンパクトに畳もうかなぁと。
が、しかし。
向かう先にはミドリイシ類のサンゴが広がっている。
辺りは夕暮れて薄暗くなり始めている。
今回も懲りずに、ヤリカタギの夜バージョンのリクエストを出していた。
やや遠くにヤリカタギの姿を見つけた!
一目散にお目当てのいる場所へ。
はじめ追い回した個体は、今一つ”夜バージョン”の模様を出していなかった。
はっきりと夜バージョンの模様を出している個体へとターゲットを切り変えた。
ところが、その子たちはサンゴの根元へ隠れたり現れたり。
最後まで手を焼かせてくれる「ヤリカタギ 夜バージョン」(笑)ではあった!
参考写真:同じ時の別個体。
逃げられ気味だが、体側の模様は良く分かる。
通常は真白い体色が、やや黒っぽく染まり、体側線辺りに横長楕円形の白色の模様が2つ現れている。
データ詳細
撮影日
2024.11.22 #1476
撮影ポイント
柏島 後浜no.2
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)