コクテンカタギ

スズキ目チョウチョウウオ科

2021.11.8:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深25~30m前後のやや深い岩礁域やサンゴ礁域に生息。
【特徴】体色は白色。体側には名前の由来でもある黒点がきれいに並ぶ。眼を通る黒色の帯が1本。背鰭や臀鰭や尾鰭は黄色い。幼魚には背鰭後方に黒色斑がある。
【識別ポイント】ゴマチョウチョウウオと似ている。ゴマチョウチョウウオにはある臀鰭の黒色の帯が本種には無い。更にゴマチョウチョウウオは体色が一様に淡い黄色。



「本当?」

「田子・白崎にコクテンカタギがいる」との情報あり。
プロの方達がそう言っている。写真を撮ったという仲間もいる。

それでも私は「本当?」と思わずにはいられなかった。
何と言っても「コクテンカタギ」。
図鑑によると「稀種として良いかは分からないが、観察できる場所は限られている」。

そんな種が田子の白崎に!!!



これは自分の目で確かめるしかない!
田子の海へ入った。
すると、これはどうしたことだろう?
”普通”な顔をしてコクテンカタギが目の前の”そこ”にいた。

田子・白崎のサンゴエリアにはチョウチョウウオ系の様々な幼魚達が「季節来遊漁」としてピコピコ泳いでいるのは知っている。しかし、コクテンカタギの幼魚までが白崎に来ていたとは!






「本当だった!」
あんなに会いたかったコクテンカタギが、”ホーム”とも言える伊豆の海にいたのだ。
驚きと嬉しさがない交ぜになった my新種ゲット。





参考写真:同じ個体。
背鰭後方に薄っすらと幼魚の名残り黒色斑が見えている。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.01.23 #953

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

本種コクテンカタギのイメージは黒色では決してない。むしろ白色かレモン色。

 

同じチョウチョウウオ科のハクテンカタギは体色が黒色。にも拘らず名前はハクテンカタギ。
頭が混乱して、しばしば両種の名前を私は言い間違える。

 

さらに、名前の一部に”カタギ”を持つ種は「コクテンカタギ、ハクテンカタギ、ヤリカタギ」
”カタギ”については、堅気・型木・担?(片桐はいり???)
”カタギ”についての迷走はハクテンカタギの投稿で。

 

ヤリカタギは夕方から夜間バージョンの体色を撮ってから投稿の予定。

 

 

参考写真:同じ個体
載せる必要のないピンボケ写真だが、コレクション中の正面顔なので、敢えて。(笑)

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.01.23 #953

撮影ポイント

田子 白崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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