ワヌケヤッコ

スズキ目キンチャクダイ科

2024.3.22:投稿



【分布域】インド・西太平洋
【生息域】水深10~30m前後のサンゴ礁域に生息する。岩穴や割れ目の周辺に見られる。
【特徴】黄土色~淡褐色の体色に輪の1部のような青いラインが入る。また、眼後方には青いラインで囲まれた円斑が1つある。尾鰭は白色。背鰭後端は伸長する。




「再びのアンダマン海」

2022年11月に初めてタイのアンダマン海で潜った。

それから1年4ヶ月。
再びアンダマン海を訪れる機会に恵まれた。


前回は出会ったものの撮り逃がしてしまったワヌケヤッコ。
「逃がした魚は大きい」の言葉もあるが、帰国後かなり悔しさが募った。


今回(2024.3)はその時の悔しさをバネに?ワヌケヤッコの撮影に成功した。
嬉しさも一入。

ワヌケヤッコは30cm程もあろうかという大きな種。
カップルでいたが、別々でしか撮れなかった。

上の写真の個体をカップルの内の”A”だとすると、下の参考写真は”B”である。
眼から後方へ伸びるラインの形状が違うし、”間違い探し”をするとその他にも差異がある。

参考写真:同じ時の別個体。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.03.17 #1378

撮影ポイント

Thailand Tachai Pinnacle

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ワヌケヤッコ」

 

この写真は上の写真を撮った2日後のものだが、同じポイントの同じカップル。
”A”の方の個体。

 

 

ワヌケヤッコの分布域は各図鑑には「沖縄以南」とある。
しかし国内で標本が採取されたことはないとか。
「沖縄以南」とあるのは、目視の記録程度はあるのかも知れないのが根拠だろうと。

 

「標準和名」は原則日本の海で採取された標本を元に登録された魚に付けられるもの。
ワヌケヤッコは日本での生息がないにもかかわらず和名がある。

 

かつての「ホソフエダイ」も同じ事例だったが、近年日本の海から標本が採取され新しく「フタホシフエダイ」の和名が付いた。

 

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2024.03.19 #1383

撮影ポイント

Thailand Tachi Pinnacle

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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