テリエビス
キンメダイ目イットウダイ科
2022.3.18:投稿
【分布域】南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域や岩礁域。水深の浅い岩礁の亀裂や穴や洞窟など暗い場所に生息。
【特徴】体色は赤色で体側に細い白色の縦帯が多数入る。眼の下と後に白色のラインを持つ。胸鰭基底に黒色斑がある。背鰭にある1本の白色ラインは後方まで伸びる。背鰭棘条の前部に暗色の斑紋がある。
「頼りになるが、難しい」
ここ数日地味な色合いの生物が続いた。
そんな時、頼りになるのがイットウダイ科の魚達!
赤色の体色が当HPの「新着図鑑」に色を付けてくれる。
しかしこのイットウダイ科には似た特徴を持つグループが複数ある。
本種テリエビスとイットウダイ、ニジエビス、ヒメエビスは赤色の体に白色の縦帯が数本入る。
アヤメエビスやヤセエビスも大まかなに言えば”赤色の体に白色の縦帯”グループの仲間。
もう1つ別のグループは、クロオビマツカサとアカマツカサとヨゴレマツカサ。
こちらは”鰓蓋付近に黒色の横帯”を持つグループ。
これらのグループに入る種は同定が難しく、投稿することを躊躇しているのが現状。
勿論、イットウダイ科の中にも独自の特徴(個性)を持つ種もいる。
スミツキカノコ、キビレマツカサ、トガリエビス、ウケグチイットウダイは特徴が明確であるため、既に投稿を済ませている。
データ詳細
撮影日
2022.09.22 #917
撮影ポイント
小笠原諸島 孫島 平根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)