シモダイロウミウシ

イロウミウシ科アオウミウシ属

2021.4.8:投稿



シモダイロウミウシの背面は淡い紫色。背面の周縁は白色の細い線で縁取られている。さらに同じ白色の線が触角の間から正中線上を伸びて鰓孔の周囲を円で取り囲む。鰓を円形で取り囲むところが他の似た種と区別できる明確な特徴。

本種シモダイロウミウシに似たウミウシが同じイロウミウシ科の中に何種類(フジイロ、フジムスメ、ラベンダー、ツユクサ、シンデレラ、カグヤヒメ等)か存在し頭の中が混乱しがちだが、本種シモダイロウミウシは鰓を白線が取り囲むという特徴があり判別は容易。

また、尾の正中線にも同じ白色の線が途切れがちにある。

触角の基部は体色と同じ色で褶葉部は半透明の橙色。二次鰓も基部が体色と同色で鰓葉は半透明の橙色。40mmに達する。二次鰓は一度鰓孔に引っ込めるとなかなか出てこない。

データ詳細

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撮影日

2021.04.04 #972

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

シモダイロウミウシは、模式産地(標本の産地)が伊豆下田であることからの命名。

 

本種の観察事例は春から夏にかけてが多いとのデータがある。
シモダイロウミウシは、やや深めの水深で見られる。

 

良い背景の写真がなく残念。開き直って、背面がしっかり写った特徴が分かり易い写真を選んだ。

 

因みに「カトウイロウミウシ」の投稿の参考写真:私が構えているカメラのレンズの先にあるのがこの写真「シモダイロウミウシ」

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.07.06 #633

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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