カトウイロウミウシ

イロウミウシ科アデヤカイロウミウシ属

2020.12.18:投稿



このウミウシについてのWeb上の記事を読むと、「激レア」とか「幻」とかの枕詞が付く。それだけ稀種であり、また人気も高いことが窺える。

観察が報告されている時期は夏場が圧倒的に多いようだ。この写真も7月の初旬に撮ったもの。

触角の根元は半透明の白色で褶葉(しゅうよう)と鰓は青紫色。背面は白っぽい半透明。そこに橙色或いは朱色の不規則な縦線が入る。周縁は黄色や橙色で縁取られている。

参考写真:この日の撮影風景。様々なことを物語っている1枚。笑

⑴根の上に横たわる大きなヒラメを撮るため、私は2台持ちの内ワイド用のカメラXZ-1を手にしていた。その直後、インストラクターのマサさんが大きなリアクションと共に「カトウイロウミウシっ!!」と書いたスレートをこちらに向けた。

レアなウミウシの名前を見た途端、持っていたワイド用のカメラが邪魔になり、相手が誰であるかも確認しないまま投げるように預けた。結果、この写真をXZ-1で撮られていた。どうやら押し付けた相手はマサさんだったらしい。

⑵写真の手前に写っているのが私。奥に写っているのが、休みを利用して便乗して付いてきたスタッフ2人。ミカとカッシー。この日はゲストよりスタッフの方が多いという珍現象。

私はカトウイロウミウシを撮り終わり、別の被写体(シモダイロウミウシ)を撮っているところ。奥のミカちゃんが撮っているのがカトウイロ。

新人のカッシーと先輩ミカちゃんとの力関係なのか、海やカメラに対しての熱量の差なのか、私が知る限り交代することはなかった。

「僕も見たいなぁ〜そろそろ代わって下さい」カッシーの声にならない声が聞こえてくる。

⑶被写体にピントを合わせる時、息を止めるのが私の常。そしてシャッターを切り終わるとボコボコと息を吐く。ミカちゃんから出ている泡は落ち着いている。この辺が私の修行が足りないところ。





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2017.07.06 #633

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

せつこ

2020.12.19

18:12

今は、なかなか海に行けなかったりする状況もありますね、、、。
生き物の写真だけじゃなくて、こんな写真もたまには載せていこうと思っています。
基本、自分が撮った写真限定だけど、これは例外😉

まき

2020.12.19

10:28

カトウイロ✨多分初めて見ました。なんてかわいい。。しかもサイズも小さくて、たまらないねー☺️👍
それにしても、サブ写真。私にとっては見慣れた風景で、海の中の呼吸音とか思い出して嬉しかったです。カメラを押しつけたのがマサさんてのがナイス(ミカちゃんも🤣)。

コメント

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