オナガウツボ
ウナギ目ウツボ科
2022.1.6:投稿
【分布域】駿河湾、和歌山県沿岸、土佐湾、沖縄島。
【生息域】内湾の泥底域の水深15m以浅の浅海に生息。河口域や河川でも見られる。
【特徴】体色は灰褐色~褐色。腹側面はやや淡い色になる。体は細長く円筒形。尾部は側偏していて非常に長い。吻は丸みを帯び、口はかなり大きく眼の後方まで開く。小魚や甲殻類などを摂食する。
「国内最長のウツボ!」
名前通り、オナガウツボは最長3mにもなる。
通常は70cm位である。
頭だけを出していたが、砂の中に隠している体はどの位の長さなのだろう?
海の中で本種に出会った時は、国内のレコードホルダーの方(ウツボ)だとは全く存知あげなかった。
軽く1枚だけ撮った。正直このウツボがいる窪みの上に群れている小さな魚の方が興味深かった。
”失敬な奴”だと思ったのだろうか?直ぐに奥へ行ってしまった。
2018年、沖縄県名護市大浦湾のマングローブ林近くで小学生2人が体長3m・重さ7.5kgの本種を捕獲したことが地元・琉球新聞の記事にもなっている。
因みに本種については、現地ショップのスタッフの方に撮った写真を見て貰い「オナガウツボ」と教えて頂いた。本種は紙媒体の各図鑑には掲載されていない。種の特定に苦労するところだった。
データ詳細
撮影日
2022.01.28 #1093
撮影ポイント
和歌山県 須江 内浦ビーチ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)