ナガハナダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2022.1.26:投稿



【分布域】南日本の太平洋沿岸、伊豆大島。温帯種のため琉球列島では見られない。
【生息域】水深30m以深の潮通しの良い岩礁斜面に生息。
【特徴】雄や雌の特徴は各写真に沿って説明。




「ナガハナダイ 雄」

雄は体側の前半部が赤く、後半部は黄色地に淡い青紫色の点と短いラインが並ぶ。背鰭の第3棘はやや伸長する。
ナガハナダイは雄を中心とした数十匹のハーレムを形成する。

上の写真は中央がナガハナダイの雄、左上が雌。



参考写真:2020..12.14 @熱海 ソウダイ根
珍しく背鰭を全開にした写真。
第3棘が伸長している様子が分かる。
この個体、やや婚姻色が出現し始めている??




データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.06.14 #561

撮影ポイント

伊東 白根南

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ナガハナダイ 雄 婚姻色」

 

ナガハナダイの婚姻色は、体の前半部に深紅の幅広い域が出現する。
婚姻色の時は興奮状態でもあり、動きが異様で且つ速くなる。

 

参考写真:2013.10.29 @田子 沖の浮島根
他の種とは順序が逆で、1番最初にナガハナダイを見たのは婚姻色だった。しかも、その水深は深く近付くことは出来なかった。
婚姻色の次に見たのが幼魚、次に雄、雌というイレギュラーな順番だった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.14 #945

撮影ポイント

熱海 ソウダイ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ナガハナダイ 雌」

 

雌は体全体がオレンジ色。
キンギョハナダイと混泳していて、その中からナガハナダイを見つけ出すのは難しい。
「この子~」とインストラクターに薄っすらとライトアップしてもらってやっと認識出来るくらい。
(ガッツリとライトを当てると逃げてしまう)

 

しかし、写真に撮ってみるとキンギョハナダイとは明らかに違うことが分かる。
背鰭、腹鰭、臀鰭の縁が淡い紫色に縁取られている。尾鰭の両葉も赤紫色で縁取られている。

 

優しく上品な佇まいの「ナガハナダイ 雌」。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.01.20 #1084

撮影ポイント

赤沢 3番

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ナガハナダイ 幼魚」

 

幼魚と雌相は色彩的に余り違いはない。ハナダイは雌性先熟で、幼魚の時は全て雌である。

 

この写真は、大雪の中潜った井田での1枚。
アカオビハナダイの幼魚とナガサキスズメダイと一緒に身を寄せ合っていた。
この日のことは「海の風景・雪の日 器材 井田」の投稿で。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.02.08 #390

撮影ポイント

井田

使用機材

Olympus XZ-1

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