ムスメベラ

スズキ目ベラ科カンムリベラ属

2021.8.7:投稿



【分布域】伊豆諸島、小笠原諸島、静岡県、和歌山県串本、高知県柏島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良い岩礁やサンゴ礁域に生息。サンゴ礁外縁礁斜面の砂底や砂礫底で見られる。個体数は然程多くない。
【特徴】本種は雄と雌との色彩の差がほとんどない。腹部周辺は黄色く、この黄色の濃さが雄の方が濃い。体側には吻から眼を通り尾鰭まで伸びる黒色の縦帯が走る。この縦帯の下側はギザギザ模様を見せる。尾鰭先端では黒色の縦帯は黄色に変わる。
幼魚は黒色の体に鼻筋から背面にかけて白色のラインが尾鰭の端まで続く。吻下方から腹部も白色のラインがある。幼魚はクリーニングフィッシュ。
【識別ポイント】ムスメベラの幼魚は見た目も行動もホンソメワケベラ幼魚に似る。本種は背側と腹部に白色のライン2本を持つが、ホンソメワケベラは背側に白色のラインが1本あるのみで腹部にはない。





「選ばれし魚・ムスメベラ」

伊豆海洋公園の砂地で、インストラクターの龍くんがスレートに「ムスメベラと○○とどっちを撮りたい?」と書いてきた。私はそれを読んだ途端に思わず「ぷっ」と吹いた。具体的な名前は忘れたが○○もかなり地味な魚だった。「相当マニアックだなぁ〜」と思いながらも、ムスメベラを選択した。
その後ムスメベラを撮っていないことを考えると、この時の私の選択は間違っていなかったようだ。




参考写真:同じ時のムスメベラ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.09.01 #506

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ムスメベラ  幼魚

 

この写真を撮った時「こんな色彩の魚は撮ったことがないぞ!!」と一瞬でテンションが上がった。
何しろ、その時の海は柏島。何が出現するか分からない。

 

その日の夜、早速チェックしたら「ムスメベラ 幼魚」と判明した。my新種ではないが、シメシメと満足だった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.06.13 #704

撮影ポイント

柏島 後浜no.3

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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