マダラハタ
スズキ目ハタ科ハタ亜科
2022.7.21:投稿
【分布域】小笠原諸島、和歌山県以南の南太平洋岸、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の浅所に生息する。
【特徴】鰭や体に白色や茶色のまだら模様があり、後頭部はへこまない。
本種によく似ていて後頭部がへこむのはアカマダラハタ。
「急ブレーキ」
西表島のトカキン曾根というポイントに昼食を挟んで2本連続で潜った。
お昼前の時は上げ潮だった。お昼後は下げ潮。
下げ潮のトカキン曾根でギンガメアジ(”群れ”ではない)や、単体のイソマグロ、ブラックフィンバラクーダなどを見た。流れのあるワイド系ドリフトダイビング。
終盤、みんなで場所を移動するために、根の上をそれなりのスピードで泳いでいた。
そのタイミングで私は突然急ブレーキをかけた。
「見かけない模様の魚」が目に飛び込んできたから。
海の中での急ブレーキは利きずらい!
仕方なくUターンして「見かけない模様の魚」の写真を1枚だけ撮って仲間の”群れ”へ戻った。
自分の泳力・脚力を考えたら、粘って撮るだけの時間的余裕はないと判断した。
夜、宿で図鑑と照らし合わせてみるとmy新種「マダラハタ」だった。
*上げ潮は海面が上昇する低潮(干潮)から高潮(満潮)までをいう。
下げ潮は海面が次第に降下する高潮(満潮)から低潮(干潮)までをいう。
また、上げ潮・下げ潮それぞれの中で流速が最強になる方向の潮流を「上げ潮流」「下げ潮流」という。
データ詳細
撮影日
2022.07.16 #1156
撮影ポイント
トカキン曽根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)