ギンガメアジ

スズキ目アジ科

2021.3.1:投稿

「凄いアイツ!」


ギンガメアジは単体より”ギンガメ玉”や”ギンガメウォール”と呼ばれる塊や群れとなった時、その魅力や醍醐味をより発揮するのではないだろうか。

間近でその様を体感すると、ギンガメアジの群れの持つ迫力や量感、スピード感に圧倒される。

海の中だけではなく、”多数”が一方向を向いて進む時の熱量は想像を超えるものがある。ただしこの現象、功罪相半ばする。”罪”の方の最たるものは戦争や暴動へ向かう時の一致団結。


さて、写真の中央”口をへの字に曲げてカメラへ突進してくるギンガメアジ”に強い愛着を感じずにはいられない。(もしもギンガメアジに学校があったら「協調性」の名の下に矯正される生徒かもしれないが)

この写真を見ると、ふと思う。

独自の視点や気概を持って、時代の”大きなうねり”から外れることができる勇気が時には大切ではないかと。

それは単なるアウトローで終わるかもしれないが、新しい何かを生み出す変革者に成り得るかもしれない。器用に流れを読んで立ち回るより遥かに良い生き様。



南の海で出会った小さな魚、その表情からの勝手な妄想?!

ギンガメアジの凄い奴!目力も強い良い面構えをしたアイツ! 

今も海の何処かで元気にしているだろうか? もう10年も前の写真ではある。



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.11.21 #166

撮影ポイント

Sipadan Drop Off

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

ギンガメアジの分布はインド洋や太平洋の熱帯・亜熱帯海域。
日本での分布域は南日本の太平洋岸、琉球列島。

 

生息域は内湾やサンゴ礁域沿岸の浅所。群れを作って生活する。

 

同じアジ科のロウニンアジカスミアジ、カッポレなどに比べると細長い体。第2背鰭の先端が白いことも特徴(参考写真青○)
体色は銀白色をしている。鰓蓋上部にごく小さな黒点が見られる(参考写真黒○)

 

食性は肉食で小魚や甲殻類を、夜間に捕食する。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.11.21 #166

撮影ポイント

Sipadan Drop Off

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

実は上の写真はすべて1本のダイビングでの写真。
シパダン島の「ドロップオフ」というポイントでのもの。潜水記録(Logbook)を見ると60分超えのダイビングだったようで、エントリー直後とエキジット直前にギンガメアジに出会ったらしい。その辺の私自身の記憶はないが記録が教えてくれる。

 

やはりシパダンの海は凄い!他の海や別の機会にもギンガメ玉に遭遇したがこの時が一番大きく整然とした群れだった。

 
 

「(ギンガメアジは)好奇心が強くダイバーに寄ってくるので、アジ科の魚の中では最も観察の機会が多い」(山渓ハンディ図鑑「日本の海水魚」より転記)

 

1枚目の写真の私のお気に入りの”アイツ”、単に好奇心で寄って来ただけだったのか。
ん〜やはりただの老人性妄想癖か、、、。笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.11.21 #166

撮影ポイント

Sipadan Drop Off

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

パラオの海のギンガメアジ!!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.03.21 #772

撮影ポイント

Palau Ulong Channel

使用機材

Olympus XZ-1

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