2021.8.25：投稿

【分布域】南日本の太平洋岸、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の水深3〜45mに生息する。礁斜面で多く見られる。
【特徴】体色には幾つかのバリエーションがある。成魚にもやや小さくなるものの眼状斑がある。成魚も幼魚も体側に青色の点が並び、尾鰭は体色より明るい色となる。色の境界線は明確ではなくグラデーションで変わっていく。幼魚は頭部から背鰭にかけてオレンジ色〜黄色。幼魚は浅い水深に多い。
【識別ポイント】本種と名前も姿も似ているメガネスズメダイ。こちらには尾鰭基底に白色の帯があることで区別できる。



参考写真：2019.6 ＠柏島　民家下北
冒頭の写真は頭部から背鰭が黄色い個体。こちらはオレンジ色の個体。

クロメガネスズメダイ　　　成魚

この写真は捨てられていた！
（他人事のような言い方だが、捨てた張本人は私）
危ない、アブナイ！
ひょんなことで見つけた。。。
クロメガネスズメダイの幼魚の写真は何枚もストックがあるため、この写真は眼ピンが甘いことと体色が地味で可愛くないと捨てていたらしい。

成魚にも眼状斑があること。ただしサイズは小さくなること。成魚には頭部から背鰭にかけてのオレンジ色や黄色域がなくなること。などなど、成魚の特徴がきちんと頭に入っていなかった。

この写真を捨てる（削除する）時若干の違和感はあった。自分が発する”違和感”という警報をきちんと拾い上げなかった。もう少しで貴重なクロメガネスズメダイの成魚の写真を没にするところだった。

他にもこういうやって貴重な写真を捨ててしまっていることが一杯あるような気がする！！　涙