クログチニザ

スズキ目ニザダイ科

2024.8.22:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深15m前後の潮通しのよいサンゴ礁や岩礁に生息。礁斜面や礁池、礁湖などに多い。
【特徴】体色は茶褐色。鰓蓋部に暗色域がある。成魚には黄色みの薄い茶色の個体も見られる。





「カパライ・ハウスリーフ」

海賊出没による治安悪化のため、マレーシアのカパライへは2011年以降訪れていない。
本種は日本の海にも生息するが、何故か私の目には入ってこない。

そのため本種の写真は2010年と2011年撮影のもののみ。
撮影地(海)は何れもカパライ・ハウスリーフ。



クログチニザについて図鑑の記事を読んで、最も興味深いのは本種の幼魚について書かれている内容。本種の幼魚はナメラヤッココガネヤッコヘラルドコガネヤッコに擬態しているとか。
ナメラヤッコへの擬態の効果?は逃げ足の速いナメラヤッコへ擬態することによって、捕食者に追いかけることを諦めさせることだとか(笑)

もしかすると、上記のキンチャクダイ系の幼魚だと思って見ていた種、まんまと騙されて本種の幼魚だったのかも知れない。今後、もっと疑い深く観察しなくては。
もっとも、疑ってじっと見ている隙に逃げられるのがオチのような気がするが。。。



参考写真:冒頭の写真のちょうど1年後(2011.11.20)
同じマレーシアのカパライのハウスリーフ。
どちらも夕刻から陽が落ち始めた頃。
図鑑ではこちらの個体のような色彩が採用されていることが多い。
こちらの色彩の方が一般的なのだろう。
見切れ写真だが。。。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2010.11.20 #162

撮影ポイント

Malaysia Kapalai Housereef Mandarin Valley

使用機材

SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA