キツネメネジリンボウ
スズキ目ハゼ科ネジリンボウ属
2022.1.19:投稿
【分布域】伊豆半島、高知県。(日本固有種)
【生息域】内湾から外洋に面した沿岸の開けた細かいきれいな砂地に生息。砂底で主にコトブキテッポウエビと共生し巣穴の上でホバリングしている。生息水深は20~50m。
【特徴】眼を通る明瞭な黒色の斜線がある。腹鰭先端が黒色。第1背鰭は丸い。
「祝! ネジリンボウ属 コンプリート!」
ハゼ科のネジリンボウ属には、国内で見ることが出来る以下の4種が生息する。
・ネジリンボウ
・ヒレナガネジリンボウ
・キツネメニジリンボウ(本種)
・ヤシャハゼ
キツネメニジリンボウの他の3種は、ハゼ科の中でも人気度・知名度共に高い。
一方、本種は白黒のツートンカラーで色彩的にも地味と言えば地味なことも手伝って他3種の後塵を拝している。
しかし、個体数では本種が一番少ないような気がするがどうだろう?
分布域的にも本種が一番限られた海に生息しているのではないかと思う???(多分)
高知県柏島へ定期的に通うようになった当初から本種をリクエストした。
生息する砂地へ行っても生憎出ていないことや、紹介されても撮れなかったことなどもあり、ネジリンボウ属最後の1種をモノにするのは簡単なことではなかった。まぁ、それだから面白いのだが。。。
やっと撮った「キツネメニジリンボウ」の写真、まだまだな出来。ただ、胸鰭の先端が黒色であるのが良く分かるのがせめてもの救い。
「キツネ目の魚」と「キツネ目の男」
両者には何の関係もない。
話があちこち脱線気味なのは、当HPの特徴?!
事件は1984年に関西方面で起こった。
そのグリコ・森永事件の犯人グループの一員とされる「キツネ目の男」。
目がキツネのように釣り上がった男が現金受渡し現場などで複数回目撃された。
その後、同じ犯人グループが起こしたとされる丸大食品脅迫事件やハウス食品脅迫事件でも、この「キツネ目の男」の動きが捜査員によって確認されている。
この「キツネ目の男」の似顔絵は公開され、実在のM氏(後に文筆業)と酷似していていた。
しかしM氏には明確なアリバイがあり、物証は皆無だった。
犯人像については様々な説が取り沙汰されて来たが、各事件共に”時効”が成立し未解決のまま捜査は終了。
結果「完全犯罪」となった。
昭和の世の中を騒がせた未解決事件の一つである。
データ詳細
撮影日
2020.07.03 #879
撮影ポイント
柏島 後浜no.1.5
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)