イソギンチャクモドキカクレエビ

テナガエビ科イソギンチャクモドキカクレエビ属

2021.7.24:投稿



【分布域】琉球列島以南。
【生息環境】サンゴ礁の礁原や礁斜面などのイソギンチャクモドキと共生している。
【特徴】体色は透明で頭胸甲や腹部に白色または黄色の横帯がある。体は扁平していてイソギンチャクモドキに埋もれるように隠れている。歩脚やはさみ脚にも白色または黄色の斑点が散在する。


「手を焼かせる生物(子)ほど可愛い??」

イソギンチャクモドキカクレエビのことを予め知らないと、紹介されてもどこにいるのか認識することさえ難しい。
下の参考写真は黄色丸で囲んでいるので分かるかも知れないが「えっ?どこ?エビなんている?」状態に陥る。

何度かのそうした失敗を重ねリベンジを誓い、リクエストして撮ったのが冒頭の写真。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.06.13 #1017

撮影ポイント

柏島 勤崎

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「宿主のイソギンチャクモドキは体幹を内側に丸めてボール状になることもある」と図鑑に記されている。
ボール状にまではなっていないが、写真のイソギンチャクモドキも縁を内側に丸めている。エビは宿主のそうした特徴を利用して上手く身を隠している。

 

上の写真と参考写真は共に、2014.5 @奄美大島でのもの。
この時以来「黄色い点々のエビ」は、撮り直す課題?としていつも頭の片隅にあった。

 

頭の片隅に棲んでいた割に名前をなかなか覚えられなかった。
イソギンチャクエビイソギンチャクモエビカザリイソギンチャクエビ・ヒメイソギンチャクエビ、他にも紛らわしい名前のエビがいたような、、、。

 

”イソギンチャク”、”モドキ”、”カクレエビ” 他でも良く使われる単語の組み合わせ。
徹頭徹尾、名前まで「手を焼かせる」エビではある。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.05.04 #421

撮影ポイント

奄美大島 バベル

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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