ゴマハギ

スズキ目ニザダイ科ヒレナガハギ属

2023.1.20:投稿



【分布域】南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域に生息。礁斜面や礁池などの浅所に多い。幼魚は内湾の水深の浅い枝サンゴの合間で単独で生活する。
【特徴】体色は暗色または黄色。体側前方は薄茶色で後方が青黒い個体も。頭部や体側には細点が散らばる。吻は突き出ていて、背鰭臀びれが大きい。尾柄棘が白色。幼魚は体側や背鰭、臀鰭に横縞が多数入る。



「ゴマハギ 幼魚」

ゴマハギの幼魚は浅い水深の枝サンゴの合間に隠れている。
なかなかの”隠れん坊”上手で、下手くそなカメラマンはいつも失敗を繰り返して来た。

この柏島で出会った個体は、心優しいのか?勇気があるのか?
珍しく全身を見せてくれた。


参考写真:2022.8.6 久米島 シチュウガマ
この個体のように、或いはもっとサンゴの奥に隠れているのが通常。
眼はこちらを見ているが、隠れ気味なところが”シャイ”な感じで好ましい。笑

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.06.22 #810

撮影ポイント

柏島 民家下北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「ゴマハギ 成魚」

 

この個体はどう見てもゴマハギの成魚。
サンゴの合間に隠れているところが、上の幼魚の写真とそっくり。
成魚になっても相変わらず”シャイ”な個体もいるらしい。
横縞が消えて、名前の由来”ゴマ”模様が良く目立つ。

 

参考写真:2019.10.21 沖縄本島 残波 イナンビシ
一方この写真のように、カメラへ向かって近づいてくる積極的な?好奇心の強い?個体もいる。
人さまざま?魚さまざま?という事か。。。

 

本種ゴマハギも属すニザダイ科のヒレナガハギ属には、ヒレナガハギキイロハギがいる。
よく似ていて、頭の中で混乱する。
ゴマハギの体色が黄色い個体の写真がないのが残念。
海中で即座に識別出来ないのがその原因の一つだと思われる。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.07 #1172

撮影ポイント

久米島 アカ下

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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