フカミスズメダイ

スズキ目スズメダイ科スズメダイ属

2022.11.1:投稿



【分布域】伊豆大島、八丈島、屋久島、琉球列島。
【生息域】水深30m以深の潮通しの良い開けた岩礁、サンゴ礁外縁の開けた斜面に単独もしくは群れで見られる。
【特徴】体色は濃青色。体高は高い。尾柄部後半から尾鰭は白色。尾柄部に黒色の横帯を持つ。胸鰭基底と腹鰭は黄色。背鰭前方の先端も黄色い。




「こんな日が来るとは!」

図鑑を見て、その名前を知っていはいた。
しかしそこに記されている生息水深を見て「まず会えることは無いだろう」と心の何処かで諦めていた。
それが本種フカミスズメダイ!

伊豆大島のメインポイント「秋の浜」
水深28~29m位。

かつてアサヒハナゴイの幼魚やシロボシスズメダイを撮影した壁。
この壁にはシコクスズメダイが何匹も泳いでいる。
シコクスズメダイは黒色の体に白色の尾鰭が特徴。




一見シコクスズメダイにしか見えない”スズメダイ”を「??なんか違う」と違和感を感じ取った人がいた。

A未ちゃん。
高知県柏島や和歌山、屋久島、八丈島、そしてここ伊豆大島などで良く一緒に潜る。
前々から写真撮影が上手なことは知っていたが、その観察眼の鋭さには改めて脱帽。
そう言えば、屋久島でもハナゴンべの超小さくて可愛い幼魚を自分で見付けてたりもした。。。


本種とシコクスズメダイ、図鑑や写真で見るより、海の中ではは遥かに酷似している。
A未ちゃんが感じ取った違和感は、シコクスズメダイと同じ黒色の体でも、各鰭に僅かに黄色域があるフカミスズメダイとの違いからだったのだろうか。
それにしても凄い!



会うことを諦めてさえいたフカミスズメダイ。
A未ちゃんの鋭い気付きが、フカミスズメダイをmy新種としてこの図鑑に加えられることへと繋がった。

ありがとう!!!



参考写真:同じ時の同じ個体
フカミスズメダイは伊豆大島では季節来遊魚として出現することがあるそうだ。
鰭の縁、眼や口元にあるブルーのラインがより美しさを引き出している。





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.10.29 #1195

撮影ポイント

伊豆大島 秋の浜

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

せつこ

2022.11.16

00:19

あさみちゃん!コメントありがとう💕
フカミスズメダイだけにとどまらすず、屋久島のハナゴンベちび、柏島の極小フリソデ、アルファスズメダイ!
あさみちゃんの眼はどうなってるの?!笑
観察眼凄過ぎる。
このところ、神✨がかってるね!
これからも一杯一緒に潜って、一杯教えて〜。
私の図鑑は皆の力で作られてます。
新種発見、よろしくお願いします😊

あさみ

2022.11.15

22:20

わーい!私のフカミスズメダイがせっちゃん図鑑に登場!!
また新種発見できるよう観察眼磨きます✨

コメント

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