デルタスズメダイ

スズキ目スズメダイ科スズメダイ属

2021.12.1:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、八丈島、琉球列島。
【生息域】水深30m以深の潮通しの良いサンゴ礁外縁の開けた斜面に生息。
【特徴】体色は灰色から黒に近い色で尾柄部に白色の帯がある。胸鰭付け根に大きな黒色の斑紋がある。日本では数が少ない。
【識別ポイント】シコクスズメダイに似ている。シコクスズメダイの尾柄部の白色域は背鰭後端にも及ぶ。



「デルタ株」

最近の新型コロナ変異株の主流は「デルタ・δ株」だった。しかしここ数日「オミクロン・ο」の名前をニュースで良く耳にする。


世界保健機関(WHO)は世界的に監視が必要とされる新型コロナの変異株にギリシャ文字を冠した呼称を用いている。

当初は変異株が初めて確認された国名を呼称に用いていたが、その国への差別に繋がることを恐れ、ギリシャ文字を使うように方針変更した。英国株を「アルファ・α株」、インド株を「デルタ・δ株」のように。


WHOは国々への差別は懸念したようだが、本種デルタスズメダイへの差別や偏見は考えなかったのだろうか?テドロス事務局長いかがですか?笑



「デルタスズメダイ 成魚」

デルタスズメダイは水深の深い場所に生息するスズメダイ。
地上の感染症とは無縁の海中に棲んでいる。呼称による差別などものともしていないのだろう。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.10.17 #924

撮影ポイント

屋久島 一湊 お宮前

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「デルタスズメダイ 幼魚」

 

体色は成魚より淡い(薄い)色合いをしている。尾鰭は枝状に伸長し、背鰭や腹鰭や臀鰭は水色で縁取られている。

 

そして何より、尾柄部の白色帯の前に黒色の域がある。これは幼魚に現れることがある特徴。

 

柏島・民家下北北の深場。
さすがにいつも魅力的な生き物を見せてくれる!大大、大好きなポイント。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.11.27 #1070

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA