チャイロヤッコ

スズキ目キンチャクダイ科アブラヤッコ属

2024.1.4:再投稿



前回(2023.9.13)の投稿で「出来れば、もう一度。いや、あと数回勝負させて貰いたい」と書いて稿を締め括った。

2023.12.23 その願いが叶った!
最後尾に掲載。



2023.9.13:投稿



【分布域】南日本の太平洋沿岸、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】やや深い(10~30m)潮通しの良い岩礁、サンゴ礁外縁斜面に生息。警戒心が強くガレ場や石の下などに逃げ込むことが多い。
【特徴】体色は濃紺から茶褐色。尾鰭は黄色っぽい透明または黄色。背鰭や臀鰭の後縁、腹鰭の前縁はやや明るい水色で縁取られる。ハーレムを作ると考えられている。




「チャイロヤッコ」

本種も属す「アブラヤッコ属」の魚達は、警戒心が極めて高い。
そして動きが素早い。ちょろちょろと石の下などへ隠れたりする。
出たり入ったりを繰り返し、写真を撮ろうにも追い切れず、弄ばれている感が強い。


実は、名前は予てから知ってはいたが、今回が初めての出会い。
もしかすると、過去に何処かで会っていたかも知れない。
ただ、私の目には全く入って来なかった。

地味な体色のせいか、警戒心が強く直ぐに何処かへ隠れてしまうせいか。
或いは正真正銘の初対面だったのか。。。


出来れば、もう一度。
いや、あと数回勝負させて貰いたい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.09.09 #1311

撮影ポイント

赤沢 0番

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「2023年 冬の柏島」

 

柏島に到着後の1本目。
スーパーポイント「民家下北北」へ。
”いの一番”のターゲットは深場に棲む「オシャレハナダイ」。

 

その道すがら、
怪しい?人(魚)影を見つけた。
頭がオレンジ色で体の後半は濃紺。
見掛けない奴!
石の隙間へ隠れては、一瞬姿を現す。

 

冬の柏島で最初にシャッターを切ったのがこの”見かけない奴”。
深場へ向かっている途中、無駄な時間は使えない。
1回だけのシャッターチャンスだった。

 

夜、この日に撮った写真を確認して、あの時の”あの奴”は「チャイロヤッコ」だったと分かった。
てっきり、my新種だと喜んだのだが。。。
帰京して時間が出来てチェックしてみると、既に撮影して投稿も済ませていることが判明。

 

今回出会ったチャイロヤッコは頭部がオレンジ色。
そこが、私の判断を狂わせた。
しかしこの個体、尾鰭は黄色から透明。
そして、鰭の縁が水色で縁取られるところは、まさにチャイロヤッコの特徴を備えている。

 

全身が濃紺な個体と頭部がオレンジ色の個体。どんな差があるのか調べたが答えには行き着かなかった。

 

再戦を望んだ割に、見間違っていては勝負にならない!!
図鑑は未だ道半ば!
惚けるには未だ早い?!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2023.12.23 #1358

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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