アミメハギ
フグ目カワハギ科
2022.3.19:投稿
【分布域】北海道~九州の太平洋沿岸、青森県~九州の日本海沿岸、東シナ海沿岸。
【生息域】沿岸の岩礁域や内湾に生息。生息水深は浅く、岩礁や砂底、アマモ場や藻場で多く見られる。
【特徴】全長10㎝にも満たない小型種で強く側扁している。体側に白斑が多数あり、地色は網目状になる。色彩変異が多く、斑模様が現れたり、藻場では体色が緑色になるものもある。幼魚は白斑が多数ある。
「旅立ちと別れの季節」
3月。
学生達に”旅立ちと別れの季節”がやって来る。
1970年代中頃のヒット曲「木綿のハンカチーフ」。
太田裕美(歌)、松本隆(作詞)、筒美京平(作曲)
草野マサムネ(スピッツ)や宮本浩次(エレファントカシマシ)もカバーしている。
その歌詞の中に「都会の絵の具に染まらないで帰って」という1節がある。
本種「アミメハギ」
図鑑の中で「藻場などでは体色が緑色になるものもいる」と書かれている。
冒頭の写真の個体は、背景のトサカ類に似たピンク色に体を染めている。
ここで私の脳内には「都会の絵の具に~染まらないで帰って~♪」というフレーズが流れ始める。
そうか!アミメハギは”都会の絵の具に染まり易い”タイプなのか?!
いやいや、外敵から身を守る為に生息環境に体色を似せているだけの話。
データ詳細
撮影日
2016.08.09 #577
撮影ポイント
井田
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
アミメハギの名前の由来は、体側に多数ある白斑が網目状になることから。
ただし、アミメハギは生息域や環境による体色変異に富んでいて、白斑がほとんど見られないものもいる。
写真の個体は白斑より斑模様の方が目立っている。これも周囲の環境への適応だろうか?
本種とよく似たアオサハギの稿でも書いたが、夜は藻などを口に咥えて流されないようにして眠るらしい。こうした習性も両種は良く似ている。
参考写真:2017.9 @黄金崎ビーチ
白斑が多数ある個体。尾鰭全開。そこは評価出来るが、、、。
カワハギ科の特徴の第1背鰭の棘を立てていないことと、ちょっとピンボケなのが。。。 涙
データ詳細
撮影日
2019.06.20 #801
撮影ポイント
高知県柏島 後浜no.1
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)