アミメチョウチョウウオ

スズキ目チョウチョウウオ科

2022.10.5:投稿



【分布域】南日本の太平洋沿岸、八丈島、小笠原諸島、屋久島、琉球列島。
【生息域】潮通しの良いサンゴ礁の20m以深で見られる。
【特徴】体色は銀色がかった灰色~白色。体側には黒色の網目模様がある。眼を通る黒帯と上頭部に大きな黒点がある。体側の後部はオレンジ色。白い尾鰭にも同じオレンジ色のラインがある。数は少ない。





「再会!」

実に11年振りのアミメチョウチョウウオとの再会である。
2011年11月 マレーシアのカパライ・リゾットのハウスリーフで出会って以来。



屋久島の現地ガイド・至さんのスレートには「アミメ」と書かれていた。
私の頭の中では、日本の海で本種に会えるとは全く考えていなかった。
???「アミメ」、アミメブダイ?
それらしき姿を探すが周囲には見当たらない。
何?なに?ナニ?

その直後、私の目に飛び込んで来たのは体側に網目模様・オレンジ色の帯が鮮やかな魚。
紛れもなくアミメチョウチョウウオだった。ペアーで仲良く泳いでいた。


このペアー、至さんの”知り合い”らしい。笑
もちろん、不在のこともあるが、だいたいいつも同じ場所にペアーで泳いでいるそうだ。

本種はサンゴのポリプを好んで食べるとか。
この周辺はサンゴが多く食生活に好都合で定住?しているのかも知れない。


本種によく似た「ベニオチョウチョウウオ」は小笠原諸島で会うことが出来る。
一方、アミメチョウチョウウオは私が日本で出会えたのは今回が初。数が少ないのだろう。

アミメチョウチョウウオは深い水深を好むため、会う機会が少ないのではないかとの情報もある。
ただし、この時はそこまで深い水深ではなかった。


参考写真:同じ時、同じ個体のペアーの写真。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.10.02 #1191

撮影ポイント

屋久島 K2

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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