カスリヘビギンポ
スズキ目ヘビギンポ科
2023.5.19:再投稿
奄美大島で雄の婚姻色、雌、若魚の写真を撮った。2枚目の写真以降が追加分。
2023.1.10:投稿
【分布域】屋久島、奄美大島、琉球列島。
【生息域】水深10m以浅の内湾性の岩礁やサンゴ礁の根の側面で、ハマサンゴやウスコモンサンゴなどの塊状もしくは被覆状のサンゴの上で見られる。
【特徴】体色は透明。体には絣のような色とりどりの斑紋が散りばめられている。吻が少し前に長く伸びた面長な顔。下顎が上顎より前に出ているのが特徴。
「”絣”をまとったヘビギンポ」
絣模様の着物がお好みのヘビギンポとはお洒落な奴。
同じヘビギンポ科のタテジマヘビギンポは真っ赤な体で良く目立つ。
こちらのカスリヘビギンポは、体の地色が透明で絣模様の体で余り目立たない。
目に付きにくいのか、私は1度しか本種の写真を撮ったことがない
しかし、良く観察するとカスリヘビギンポはきれいな魚である。
本種は水温が上がり始める5月も半ば頃から夏にかけて繫殖期を迎える。
婚姻色になると赤みが強くなる。
データ詳細
撮影日
2014.03.05 #410
撮影ポイント
石垣島 コーラルブリッジ
使用機材
Olympus XZ-1
「カスリヘビギンポ 雄の婚姻色」
2023年の奄美大島でヘビギンポ科の魚を3個体撮った。
そして、何故か3個体共に本種カスリヘビギンポだった。今回はやたらと私の目に付いた。
先ずは。
1番特徴的な雄の婚姻色から。
「本種は水温が上がり始める5月も半ば頃から夏にかけて繫殖期を迎える」と2023.1.10の最初の投稿で自分が書いている。
しかし実は、そんなことはすっかり忘れていた。
ピアテグリの浅い水深にあるケーソンの縁(辺)でぴくりとも動かずにいた。
余りにも動かないので”茶色の枯葉が落ちているのか?”と自分の目を疑った位。
動かないでくれたので無事カメラに納めた。
撮った画像を見て”ヘビギンポ科の魚の婚姻色”だろうとの察しは付いた。
”下唇が上唇より前にでている”とも思った。ただこの特徴が本種だけの特徴かどうか自信がなかった。
再投稿に使用している3枚の写真。
写真を投稿すると色々教えて貰えるface book のグループに質問した。
「雄の婚姻色」「雌」「若魚」などと特定してくれたのは図鑑『海水魚1000種』の著者。
データ詳細
撮影日
2023.05.06 #1271
撮影ポイント
奄美大島 ピアテグリ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)