ゼブラハゼ

スズキ目ハゼ科クロユリハゼ属

2022.8.11:投稿



【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆諸島、小笠原諸島、高知県、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁の礁外縁や礁斜面に生息する。潮通しの良い、岩盤上のサンゴの上の中層を単独やペアーでホバリング・遊泳している。生息水深は5~25m。
【特徴】体色は青みがかった白色。体は長い円筒形。体後方は側偏する。吻は短く、眼は大きい。尾鰭後縁はやや湾入していて、伸長する軟条はない。体側には多数のピンク色の横線がある。
胸鰭基底に暗赤色の斑紋があり、眼の周りには暗色斑がある。背鰭や臀鰭の縁は暗褐色をしている。



「ZEBRA」(ゼブラ)

学名:Ptereleotris zebra
英名:Chiese zebra goby
和名:ゼブラハゼ

全ての名前に「zebra」(ゼブラ)の文字が入る。

ゼブラハゼの名前の由来は、言うまでもなく体側に入る縞模様をシマウマ(ゼブラ)に例えてのもの。

かつてはクロユリハゼ科に分類されていたが、現在はクロユリハゼ科はハゼ科に吸収合併?され、ハゼ科クロユリハゼ属として分類されている。


データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.05 #1165

撮影ポイント

久米島 ウーマガイ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「群れのゼブラハゼ&数匹のゼブラハゼ」

 

2021年のG.W.に久米島へ行った時、棚上1~2m辺りに何かの”群れ”がいることに気が付いた。
目を凝らして見ると、その群れはどう見ても「ゼブラハゼ」だった。

 

ゼブラハゼがこんなにも多く群れているのを見るのは、この時が初めて。正直、我が目を疑った。
私の経験の中では、パラオのブルーコーナーの棚上に数匹で居るゼブラハゼしか見たことがなかった。

 

図鑑には「単独かペアーでホバリングしたり遊泳している」と書かれている。
しかし、久米島の海ではゼブラハゼの群れを幾つかのポイントで見ることが出来る。

 

一方で図鑑には「近寄りにくい。驚くと穴に逃げ込む」とも書かれている。
ゼブラハゼを撮りたいと近づくと、中層にいるゼブラハゼは群れごと移動してしまう。
そのため2021年は悪戦苦闘した。そしてその結果、満足な写真を撮れなかった。

 

2022年8月、再度訪れた久米島。
到着後の1本目の海で早くも「ゼブラハゼの群れ」を見ることが出来た。
そして今回は群れではなく数匹で、しかも中層ではなく10~20cm程の高さでホバリングしているゼブラハゼが其処此処にいることに気が付いた。

 

早々に作戦を変更して、数匹でいるゼブラハゼを狙うことにした。
不用意に近づくと穴の中へ一瞬で隠れてしまうが、こちらの方が群れでいるゼブラハゼより遥かに難易度が低い。

 

1枚目と2枚目の写真は、背景で中層の群れの中のゼブラハゼを撮ったものではないことが分かると思う。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.05 #1165

撮影ポイント

久米島 ウーマガイ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「中層の群れの中のゼブラハゼ個体」

 

諦めの悪い人間は、ツアー最後の1本で群れの中のゼブラハゼにチャレンジした。
結果青抜き写真ではあるが、今一つフラッシュが届かず横縞模様のピンク色が出せていない。
(外付けフラッシュではなく内蔵フラッシュの限界のような気もする)

 

再度久米島を訪れる機会があれば、単体ではない群れの様子も撮ってみたい。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.08.07 #1173

撮影ポイント

久米島 イマズミ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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