ヨコスジイシモチ

スズキ目テンジクダイ科

2022.1.8:投稿



【分布域】相模湾以南。
【生息域】水深5~20mの岩礁周辺の砂泥底に生息。
【特徴】体色は灰褐色から暗紫褐色。体側に黒褐色の横帯が2本あるが成魚では不明瞭。頭部は大きく、体高が高い。体はやや側偏する。尾柄部後端に小さな1黒色円斑がある。腹鰭の前縁が白色で良く目立つ。


「悔しさ」から「達成感」へ。

2021年冬、和歌山県須江の内浦ビーチを潜った。
この日の3本目の終盤、既に主戦のOM-D(カメラ)の電池は枯渇。

そのタイミングで、初めて見るイシモチ系の魚を紹介された。
止むを得ない。
2ndとして持っていたデジカメでモノにするしかない。
が、薄暗い岩陰に潜んでいたこともあり、ピントが来ない!!!
なんと間の悪いことか! うぅ~無念。

海の中で、図鑑の1ページがありありと浮かんだ。右のページの1番下のあの魚だっ!
悔しい~。

宿へ戻って、自分が撮った”ピンボケ写真”に写る魚は「ミスジアカヒレイシモチ」だったと図鑑を見て再確認した。(つもりだった、、、)




時は流れて、1年後。
同じ和歌山県須江の内浦ビーチ。
当然、リベンジすべきは”あの魚”。

居た~!
撮った~!!!(液晶画面を確認するとバッチリ!)

ついでにダイコンも確認した。
海に入ってたったの「4分」。
”早わざリベンジ”。

私の心は「達成感」で満たされた。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.01.28 #1091

撮影ポイント

和歌山県 須江 内浦ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ダイビング開始4分で1年越しのリベンジを果たす快挙!!

 

私の心は澄み渡った快晴の青空。
やったぜ~!

 

しかし、時間の経過と共に。「話が上手過ぎやしないか?」「ちょっと待てよ」
真っ青な空が急速に、薄暗い雨雲に覆われ始めた、、、、。

 

「さっき撮ったあの子。やけに明るい感じ。尾柄部から尾鰭がやたらと白いし、腹鰭にも白い縁取りが。尾柄部の黒色斑???」
「去年の子はもっと根暗な感じだった」「世代が違うのか?」
疑念は瞬く間に広がり、青空は暗雲に覆い尽くされた。

 

今年撮った個体は、図鑑の「ミスジアカヒレイシモチ」とは明らかに違う。
ミスジアカヒレイシモチは鞍状黒斑が背中に3本(2本目は短く目立たない)。腹鰭前縁は白くない。

 

1年前に撮ったピンボケ写真の個体を見直すと。。。
なんと!驚いたことに、こちらもミスジアカヒレイシモチではなかったのだ。
「オー・ノー!」

 

去年撮ったのも今年撮ったのも「ヨコスジイシモチ」だと帰京後に判明。

 

ミスジアカヒレイシモチだとの間違った思い込みは、本種「ヨコスジイシモチ」と訂正さた。
去年のピンボケ写真も撮り直せた。
結果オーライ!
「めでたしめでたし!」とすることにした。
(にしても、とんだドタバタ劇だった)

 

 

参考写真:1年前の”恥ずかしながらのピンボケ写真”
この個体をミスジアカヒレイシモチだと思い込んだのがそもそもの誤りであった。
いつか、どこかで、ミスジアカヒレイシモチに会うしかない!!!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.01.28 #1091

撮影ポイント

和歌山県 須江 内浦ビーチ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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