ヨゴレヘビギンポ

スズキ目ヘビギンポ科

2021.7.28:投稿



【分布域】相模湾、伊豆・小笠原諸島、高知県、屋久島。
【生息域】岩礁域の5m以浅に生息。岩礁の根や岩の側面で見られる。
【特徴】体に対して頭が非常に大きい。雌と通常色の雄は灰緑色の地味で目立たない色彩。体側にある斑紋は明確な縞模様にはならない。尾鰭付け根付近は黒っぽい。
繁殖期で雄が雌に求愛する時の婚姻色では鮮やかな赤色〜オレンジ色の体色となる。各鰭の縁は黒色。眼下の黒色域と吻から伸びる青色のラインは鰓蓋に達する。体長は4〜6cm。
(八丈島での本種の繁殖期は春から夏にかけてとのこと)



「ヨゴレへビギンポ 婚姻色」

ヘビギンポ科の雄は通常色と婚姻色の間で変化が大きい。
ヨゴレヘビギンポ・雄の通常色を未だに撮ったことがない。というより認識したことすらない。地味な色彩のため、目に入って来ないのだろう。図鑑としては雄の通常色の写真も掲載したいのだが、、、。

上の写真は、初めて行った八丈島で、初めて本種ヨゴレヘビギンポを見た時のもの。印象も強く深い思い入れがある。
この写真は180°反転させているが、ヨゴレヘビギンポは岩の側面に腹部を付けている。


参考写真:2020.8 @伊豆大島 秋の浜
写真を回転させないで見たままの様子。秋の浜のエキジット口 水深1〜2mの場所。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.07.30 #569

撮影ポイント

八丈島 ナズマド

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ヨゴレへビギンポ 雌

 

田子・沖の浮島根の根頭で撮った。海の中ではへビギンポ科の仲間だろうとは思っていたが名前までは分からなかった。
自宅に戻り、撮った写真と図鑑を見比べて”あのヨゴレへビギンポ”の雌だと判明した。
今まで赤い体の婚姻色しか見たことがなかった。

 

雌の尾鰭付け根には黒色の帯がある。体側にある斑紋は明瞭な縞模様にはならない。

 

参考写真:同じ個体

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.01.24 #952

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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