2021.8.12：投稿

【分布域】インドー西太平洋。
【特徴】体色は半透明の黄白色。背面全体に橙色の網目模様と白色の斑紋に覆われる。背面突起は３対それ以降は小突起になる。突起は白色で先は２〜３本に分岐する。触角鞘は細長く４本程に分岐する。口幕は体色と同じ。尾の先端は濃い橙色。
【識別ポイント】同属のユビウミウシに似る。ユビウミウシには背面突起などの先端直下に橙色の輪が入る。

八丈島・ナズマドで撮ったヤマトユビウミウシ。撮影年月は違うが参考写真も含めて全てナズマドでのもの。
ユビウミウシ科のウミウシは好きなので、何度出会っても嬉しい。

数日前も台風10号が八丈島近海を通過していった。
魅力的なダイビングの海は、八丈島に限らず台風などの気象に影響されるところが多い。

訪れる年によって、連日ナズマドに行けることもあれば、違うポイントへ回避することもある。

大きな自然の力の前では、慎重に謙虚にその時々の状況と折り合いをつけながら行うダイビング。だが、そんな側面もダイビングの魅力の一つではないかと思う。