ウミヅキチョウチョウウオ

スズキ目チョウチョウウオ科

2020.12.30:投稿



和名は、体側にある斜めの水色の帯を水平線に、同じ水色に縁取られた黒色の斑紋を月に見立てたものだそうだ。

何て素敵な名前の由来だろう。

体側にある月に見立てた黒色の斑紋の周りは薄っすらと黒ずんでいる。まるで月に雲が掛かって滲んでいるかのようだ。

目を通る黒色の横帯も両脇を水色で縁取られている。鼻筋にも2本の水色の線がある。

分布はインド洋や太平洋。日本では本州中部以南の太平洋沿岸・琉球列島など。

水深30m位までのサンゴ礁域や内湾性の浅い岩礁域に生息する。数はそう多くない。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2018.11.22 #749

撮影ポイント

石垣島 名蔵湾 マッシュルームⅡ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

ウミヅキチョウチョウは私の好きなチョウチョウウオだ。それ故に苦い思い出もある。

 

2011年5月、初めて訪れた小笠原。このトノサマダイと良く似てはいるが、水色の曲線のあるチョウチョウウオをどうしても撮りたかった。

 

ウミヅキチョウチョウを見つけると”追いかけて行っては逃げられる”を幾度となく繰り返した。思いが先行し、空回りして、カメラを持った手を前に突き出し、背中からは凄い殺気を出していたらしい。(仲間達談)

 

当然の帰結として写真は撮れなかった。

 

それから半年後、思いも掛けず Sipadan の海でウミヅキチョウチョウにバッタリ出くわした。しかも、程よい距離感で。その時の写真がこの写真だ。

 

私は「魚は追いかけて行っても撮れない。その”時”が来るのを待たなくてはいけない」とウミヅキチョウチョウから学んだ。

 

そう、学んだはずだった。

 

が、しかし、学んだつもりだが今も私は撮りたい魚を追いかけ回している。

 

私の”殺気”は今も変わらないらしい。「撮りたい」と心の中で思った途端にその魚に逃げられる。

 

「”殺気”を殺して、忍び寄る」 2021年のテーマ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2011.11.21 #253

撮影ポイント

Sipadan Drop Off

使用機材

Olympus XZ-1

せつこ

2020.12.30

20:06

まきさんにも目撃されましたね、小笠原で。戦っちゃいけないんですよね。涙
熱意=殺気になる。これを何とかしなくては。。。
アケボノハゼ! 近々ふふふ。

まき

2020.12.30

17:20

小笠原での節子さんとウミヅキチョウチョウウオとの戦い(?)、懐かしい!!節子さんの周りにサーモクラインが見えんばかりの「熱意」でした🔥 おかげさまで私も名前を覚えました☺️アケボノハゼとか、風流な名前が結構ありますね。

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA