トラフケボリ

巻貝の仲間 ウミウサギ科

2022.1.2:投稿



【分布域】三浦半島、伊豆半島、紀伊半島、四国南部、九州、奄美大島。
【生息域】潮下帯~50m。フトヤギ類の上で見られる。
【特徴】殻は9~17mm。厚くやや長い紡錘形。殻の色透明な橙黄色、オレンジ色、レンガ色、紫褐色などがある。
外套膜は黄色~橙黄色の地色に白色で縁取られた黒色の縞模様が入る。





2022年は寅年!!

発想が単純ではあるが、干支に因んでトラフケボリを正月二日目の投稿として選んでみた。


上の個体はポリプが開いた随分ゴージャスな場所に乗っていた。
普段トラフケボリがいるのは、むしろ参考写真のようなフトヤギのことが多い。


参考写真:2019.3.12 @田子 弁天島



トラフケボリは随分と目立つ色彩だが、図鑑によると「サバンナでのシマウマの模様の効果と同じようなものかも知れない」と書かれている。

シマウマの縞模様の効果:捕食者(動物)が狩りをする時、識別し難くさせると言われている。霊長類以外の哺乳類は色の識別能力が低く、シマウマの白黒模様は遠くから見た場合、草原の模様に埋もれて見えてしまい、シマウマにとって身を守る効果がある。


シマウマの縞模様の効果をトラフケボリに当てはめてみる。
トラフケボリを捕食するのは誰なのだろう?
寅のような黒と黄色の縞模様を識別するのが苦手なのは誰?
新年早々に疑問の迷路に迷い込んでしまった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2015.05.16 #485

撮影ポイント

田子 田子島

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

青抜き トラフケボリ

 

写真には2個体のトラフケボリが写っている。
上の個体は、所謂トラ模様の色彩ではない。だんだん黒と黄色になって行くのだろうか?

 

この写真を撮りながら「青抜きトラフ、しめしめ」とほくそ笑んでいたが、今から思うとそんなことより黒と黄色ではない個体を写せたことの方が価値があるようにも思う。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.01.14 #854

撮影ポイント

伊豆海洋公園

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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