テヅルモヅルエビ

テナガエビ科Lipkemenes属

2024.4.26:投稿



【分布域】伊豆半島以南。
【生息環境】様々なテヅルモヅル類に共生する。
【特徴】体色は基本的に宿主に似せている。体は細かい斑紋に覆われており、それが赤みを帯びるものや、茶色っぽいもの、白っぽいものなど変異が多い。頭胸甲の前縁と中央に合わせて2本、腹節に3~4本の白色の横帯がある。体長は1cmほど。






「テヅルモヅルエビ」

テヅルモヅルエビはテヅルモヅルに隠れているエビ。

テヅルモヅルはクモヒトデの仲間でテヅルモヅル科の棘皮動物の総称。
腕が5本あるが、その腕がさらに数十回枝分かれして触手となっている。要は、複雑で摩訶不思議な生き物。基本深海にいる生物らしい。

その中に隠れ棲んでいるのが本種「テヅルモヅルエビ」
激レアだとも言われる。
複雑怪奇なテヅルモヅルをガサゴソと掻き分けて、このエビを見つけ出してくるのは至難の技。
しかしガイドの人達はコツを会得しているのか、既に3〜4回見た。観察した場所は伊豆の田子や北川、高知県柏島。さして深場でもなかった。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2019.04.04 #780

撮影ポイント

北川 カジカキ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「夜間の観察?!」

 

図鑑では「宿主が昼間は岩の奥などに入っているため、夜間の観察が圧倒的に多い」と書かれている。

 

最近のテヅルモヅルは夜型から昼型になったのか??
ナイトダイビングではない通常の時間(朝や昼)にテヅルモヅルを良く見かける。
それに従って、私が本種テヅルモヅルエビに会うのはナイトダイビングではない通常のダイビング。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2021.06.13 #1016

撮影ポイント

柏島 民家下北北

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

コメント

※メールアドレスが公開されることはありません

CAPTCHA