タツノオトシゴ属の1種−1
トゲウオ目ヨウジウオ科

2021.9.28:投稿
【分布域】南日本の太平洋岸、伊豆・小笠原諸島、琉球列島。
【生息域】水深30m以深の潮通しの良い岩礁やサンゴ礁外縁の斜面やドロップオフ。これらの場所に生息するウミウチワに擬態して隠れ棲む。
【特徴】体の大きさは2〜3cm。体にイボ状の突起が散在している。尻尾を枝に巻きつける。体色は灰色で、イボ状突起はホストのウミウチワの色に似せている。このイボ状突起はピンク系と黄色系の個体が見られる。
「ピグミーシーホース」
本種は海の中の「アイドル」。
生息水深は深く、体は極小であり、宿主に擬態しているため探すのは至難の技である。更には、紹介されてもどこにいるのか認識するのも難易度は極めて高い。
会うのが難しく、写真を撮るのも難しい。
となれば益々会いたくなる、撮りたくなるのが人の常(私の常?!)
参考写真:同じ時の同じ個体。
仮にピグミーの居場所が分かってもすぐに隠れられ、こんな写真が多数 涙
データ詳細

撮影日
2021.09.18 #1043
撮影ポイント
小笠原諸島 弟島 スモール沖根
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

「諦念の境地?!」
このHPで早く取り上げたいが、「もう少し良い写真が撮れてから」と、待機している種が幾つもある。
このピグミーもそうした仲間の1種だった。
が。
いくら楽観主義で、諦めることが苦手な私でも、、、、。
自分の実力の無さを冷徹に見詰めると、この先も本種の良い写真を撮ることは難しそうだと判断。
当てのない希望は捨てて、ここらでピグミーを投稿することにした。
が、しかし。
ひとたび諦めて、投稿も済ませたら、違った展開が待っているかも知れない。。。。。
欲を捨ててピグミーと向き合えるかも知れない。。。。。
これって、諦念の境地に達してないってことだろうか????? 笑
写真はシャイなピグミー。顔を隠したがっている。そこがより可愛い。
データ詳細

撮影日
2020.12.05 #935
撮影ポイント
柏島 勤崎
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)