タテスジハタ
スズキ目ハタ科ハタ亜科

2023.3.16:投稿
【分布域】小笠原諸島、琉球列島:台湾、インド・西太平洋。
【生息域】サンゴ礁域に生息。成魚はサンゴ礁外縁の斜面やドロップオフの側面を単独で活発に遊泳している。
【特徴】成魚は体側中央に多数の茶色横帯があり、体側中央に四角い白色の域があり尾柄部も白い。色彩をよく変化させる。頭部にはアイマスクをしているような眼を通る帯がある。尾柄部に1黒色斑がある。幼魚の体色は淡い青紫色や橙色、灰色など変異が多いが胸鰭、腹鰭を除く鰭は朱色。
「タテスジハタ 成魚」
パラオのブルーコーナーで見かけない魚を見つけて、やや引き返して撮った。
自分が今迄に撮ったことのある魚の模様は一応覚えている。
撮った記憶はないが、図鑑では見かけたような。。。
なんだったっけ???
ハタ科だと見当を付けて調べると。
なんと! ”あの”タテスジハタの成魚だった。
”あの”タテスジハタとは本種の幼魚のことである。
まるでハナゴイのような魚!(恐らく擬態している)
唐突ではあるが、、、
私の持論では「感情が動いた時のことは記憶に残る」。
まさにタテスジハタの幼魚については、大いに感情が動いた。
もう~ホントに悔しかった。
滅多にないチャンスを棒に振るなんて、バカバカ馬鹿!と。
それは、前回訪れたパラオのジャーマンチャネルの砂地。
見たい見たい(撮りたい撮りたい)と思っていたタテスジハタ幼魚の突然の登場。
今も鮮明にその時のシーンが蘇る。
どれだけ編集で弄ってもどうにもならない「ド・ピンボケ写真」。
その後、この時の無念を晴らすチャンスは1度も訪れていない。
タテスジハタ成魚の写真を撮って、またまたあの時の悔しさが募って来た。笑
私も一応プライドがゼロではない。
その「ド・ピンボケ写真」を掲載するかどうか迷った。。。
恥を忍んで掲載することに。
きっとリベンジ出来る日が来ることを信じて!!!
参考写真:2020.3.21 @パラオ ジャーマンチャネル
蛇足ではあるが、どうしてこの魚が”タテスジ”ハタなのかは不明。
ある図鑑には頭部の帯を「アイマスク」と表現している。
面白い表現と思いそのまま【特徴】で使った。
そのマスクの縁が青色の”タテスジ”にも見える。
他にはこの魚に”タテスジ”は見当たらない。。。。
データ詳細

撮影日
2023.03.06 #1243
撮影ポイント
Palau Blue Corner
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)