スイ

スズキ目カジカ科

2022.9.21:投稿



【分布域】青森県津軽海峡~九州北西岸の日本海沿岸、青森県~和歌山県の太平洋沿岸。
【生息域】岩礁のガラモ場やアマモ場に生息する。
【特徴】体は側扁し、頭部は細く尖り、尾柄部は細い。頭部背面には皮弁がなく滑らか。体側には白い斑紋の模様がある。尾鰭は湾入し、胸鰭の後端は臀鰭にまで達する。雄の第1背鰭の前部は高く伸び、切れ込んでいる。




「日本海!」

初めて日本海で潜った!
新潟県の西部に位置する佐渡島。日本海に浮ぶ大きな島。

どんな色の海だろう。どんな生物が生きているのだろう?
年甲斐もなく、期待に胸が高鳴った。


海水温は低いのだろうとの先入観もあった。
しかし、実際の水温は26~27℃。ウエットスーツで潜るには快適そのものだった。


現地ショップHPのフォトギャラリーで予習。
本種スイは上手く探せば佐渡島の海には居るはずだと、ガラモ場やアマモ場を丹念に覗いた。

結果、想像通りのシチュエーションでスイを見付けることが出来た。

初めて潜った日本海で、初めてスイにめぐり逢った!




参考写真:同じ時の同じ個体。
余り警戒心の高くない種なのだろうか。じっと佇んでいてくれた。



データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.09.18 #1179

撮影ポイント

佐渡島 小木 千石

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

こちらの個体は、体側の模様や色合いからスイとは別種かも知れないと思って撮った。
しかし、色々調べてはみたが、どうやらこの個体もスイで間違いない。

 

今回撮った個体は、冒頭の写真も含めて何れも雌だと思われる。
雄であれば第1背鰭の前部は著しく高く、且つ切れ込んでいるはずだが、その特徴に当てはまらない。

 

スイは小型の甲殻類を捕食する。

 

因みに、この写真を撮ったポイント名は「イワシグリ」。
「”グリ”とは地元では”根”の意味」だと現地ガイドの方が教えてくれた。
さしずめ「イワシ根」と言うことだろう。

 

参考写真:スイを撮った「佐渡島 小木」の位置。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.09.18 #1180

撮影ポイント

佐渡島 小木 イワシグリ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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