スダレヤライイシモチ

スズキ目テンジクダイ科

2023.2.18:投稿



【分布域】高知県柏島、愛媛県愛南、屋久島、奄美大島、琉球列島。
【生息域】内湾の岩礁の根の陰、サンゴ礁の内湾や礁池内の枝サンゴの周辺で見られる。
【特徴】体側には8本の縦帯がある。縦帯は太いものと細いものが交互にある。尾柄部はぼやけたような白色。尾鰭の上下葉は黒く縁取られる。若魚や幼魚の尾柄部には眼と同じ位の大きさの黒点があり、その周囲は黄色い。



「問題児」

成魚はリュウキュウヤライイシモチに似ている。
幼魚はヤライイシモチに似ている。
幼魚のカスミヤライイシモチはヤライイシモチと判別がほぼ困難。

私にとっては、これら4種は頭を抱えこんでしまう「超問題児」達と言える。

成魚の本種スダレヤライイシモチとリュウキュウヤライイシモチの区別の仕方。
①リュウキュウヤライイシモチの尾柄部はぼやけた白色1色だけでなく、やや淡褐色の域がある。
②尾鰭両葉の縁が本種のように黒く縁取られることはない。

成魚については自信を持って、スダレヤライイシモチと断定出来るので掲載する。
スダレヤライイシモチの幼魚と思われる写真もあるが、ヤライイシモチかも知れないと自信がない。

裁判には「疑わしきは罰せず」の考え方があるようだが、、、。
この図鑑でも「疑わしきは掲載せず」のスタンスをとりたいと思う。笑


参考写真:2012.11.3 石垣島 インディアンの塔

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2014.05.03 #416

撮影ポイント

奄美大島 倉崎ビーチ

使用機材

Olympus XZ-1

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