2021.4.10：投稿

2016年　八丈島の海で初めて潜った。

すっかり魅せられてしまい、その後毎年通い始めた。

八丈ではビーチポイントを主に潜ることが多いが、初めて行った年「中のママ」というボートポイントで潜った。


水深25〜30mの潮通しの良い砂底にシンジュアナゴは大群で生息していた。大きな群れ（数千匹？）が同じ方向を向いて、にょろにょろと長い体くねらせている様は壮観！

シンジュアナゴは、日本では八丈島と八丈小島でのみで見られる地域限定種。

参考写真：八丈島のメインビーチポイント「ナズマド」から眺めた八丈小島。

上の１枚目の写真ではあんなに伸び伸びとクネクネしていたシンジュアナゴが、揃って大人しく引っ込み気味になっている。
写真が鮮明でない為に分かり難いかも知れないが、シンジュアナゴの頭上を魚の群れが通過している。

人間世界で言えば「緊急事態宣言発令中」と言ったところだろうか？　完全に砂の中に入ってしまっている個体もいれば、様子見をしている個体もいる。こうしたところは人間もアナゴも変わらない。

どうだろう！　この写真のアナゴ達！
頭上の魚影が消えた途端に、この出具合、クネクネ振り。笑
１枚目の時よりクネクネ振りが激しい。

シンジュアナゴは体側に白い斑点が並ぶのが特徴。これが名前の由来。肉眼ではこの斑点までは確認できなかったが、写真では良く分かる。