シコロサンゴ

ヒラフキサンゴ科シコロサンゴ属

2025.7.10:投稿



【分布域】静岡県西伊豆・長崎県五島福江島以南。種子島では普通種。
【生息域】礁池・浅礁湖水の深15m以浅の潮通しのよい内湾や波浪の影響の少ない岩礁斜面で見られる。沖縄本島以北では、礁池や岩礁斜面の水深5m付近で大群落を形成することがある。
【特徴】色彩は主に褐色。淡褐色~黄褐色の群体も見られる。大きな葉状部あるいは板状部の基部で厚さ6mm~1cmほど、幅や高さ5~10cmほど。それらの先端近くで垂直または同方向に付属する小さな葉状部は、基部で厚さ3~5mm、幅や高さ3~5cmほどに成長する。複数の個体が群体周縁とほぼ平行に連なる。ただし、大きさの異なる個体が混在する群体では、この限りではない







「シコロサンゴ」

「海の生き物」で未だ図鑑に載せていない種が目に付けば、魚類や甲殻類、ウミウシ類に限らず貪欲に写真に収めている。
例えばクラゲ、ホヤ、サンゴ等などである。



柏島の竜の浜。
砂地が続く水深の浅いポイント。


砂地の際に生息している”サンゴ”には、様々な魚たちが棲んでいる。

今回は住人?の”魚”ではなく住居の”サンゴ”の方に注目した。
目に止まったサンゴ。その形状から、この図鑑に載せてこなかった種だと思い、GoProで動画を撮った。






陸へ上がって、現地ガイドの梶原さんに「竜の浜のサンゴ」の名前を聞いてみた。
即座に「シコロサンゴだと思います」との回答。
さすが!凄い!
何でも漏れなく把握している!!



因みに掲載している写真は全て動画から切り取ったもの。




海の中では緑色に見えた。
群生と言って良いのかどうか分からないが、一帯をこの板状の緑色のサンゴが占めていた。






参考写真:同じ時の動画からの切り取り。
クローズアップすると、表面は海綿のような感じ。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.06.22 #1530

撮影ポイント

柏島 竜の浜

使用機材

GoPro HERO 7 Black

「シコロサンゴとコモンシコロサンゴ」

 

本種の名前「シコロサンゴ」を教えて頂いた時、直ぐに思い出したのは。
コモンシコロサンゴ」のこと。

 

奄美大島や石垣島で見てきた。
コモンシコロサンゴは大仏の頭のような形。
奄美大島ではその形状から、「大仏サンゴ」というポイント名にもなっている。

 

石垣島では同じサンゴの形状でもジャガイモに似ていると「ジャガイモサンゴ」と呼ばれている。
私が潜ったポイントは石垣島の「竹富南 ジャガピー」

 

本種シコロサンゴとコモンシコロサンゴは同じヒラフキサンゴ科シコロサンゴ属。
この両種、同じ属。
素人的にはどこら辺が同属なのかよく分からない。

 

シコロサンゴ群生の全体像は上の動画の方が分かり易いかと思うが、一応写真でも。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2025.06.22 #1530

撮影ポイント

柏島 竜の浜

使用機材

GoPro HERO 7 Black

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