セホシテンジクダイ
スズキ目テンジクダイ科
2024.10.13:再投稿
失踪していたセボシテンジクダイが戻って来ていた!
最後尾に掲載。
2023.4.2:投稿
【分布域】屋久島、西表島、琉球列島。
【生息域】サンゴ礁域の浅所に生息。
【特徴】体色は茶褐色~色の薄い個体もいる。眼の上下に白色の縦帯。体側に茶褐色の縦帯が数本あるが不明瞭なこともある。腹部には茶褐色の横帯が5~7本並ぶ。最大の特徴は第2背鰭の下方に1白色のライン斑があること。
「いつまでもいると思うな・セボシテンジクダイ」
”いつまでもあると思うな!親と金”
何度か聞いたことがあるであろう、有名な言葉?格言?
私にはそれをパロっている余裕などは無い。
切実で悔やんでも悔やみきれない思い出がある!
2019年。
屋久島のゼロ戦で他の魚を撮った写真の背景にセボシテンジクダイが写り込んでいた。
2020年
現地ガイドの至さんに「セボシテンジクダイがいたら教えて下さい」とお願いした。
海の中、私のリクエストを忘れずにいて、教えてくれた。
が、撮った写真は目ピンが甘い。
2021年
しっかり特徴は頭に入れてある。
今度は、自分で見つけて撮った。
シャッターを切って「今度こそキタ~!」と1枚のみで満足した。
その写真を、陸で画像を確認すると。。。
目ピンが甘い。。。
(冒頭の写真)
2022年
「セボシテンジクダイがいたら教えて下さい」とエントリー直前に、又もや頼んだ。
背水の陣である。
ところが至さんの口からは即答で「あっ!あれ居なくなりました!流れ物ですから!」と。
ガーン!!!
データ詳細
撮影日
2021.10.02 #1049
撮影ポイント
屋久島 一湊 ゼロ戦
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
2020年の写真。
セホシテンジクダイ!
相性が悪いのだろうか。。。笑
イヤイヤ、下手なだけ。
ネット上の記事には2020年の写真を添えて「セボシテンジクダイが屋久島のゼロ戦で”ジモティーのような顔”をしている」と書かれている。
あぁ~その頃が懐かしい!!!
図鑑には「日本ではやや稀種」と書かれている。
データ詳細
撮影日
2020.10.17 #923
撮影ポイント
屋久島 一湊 ゼロ戦
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「帰って来た! セボシテンジクダイ」
ここ数年というもの毎年屋久島を訪れている。
だが2022年、セボシテンジクダイは何の知らせも無く勝手に失踪した。
2023年はゼロ戦では潜らなかった。
今年(2024年)は夕方の4時少し前にゼロ戦へエントリー。
ゼロ戦の残骸が横たわる砂地へは下りては行かず、上の方で激しい求愛活動を見せているハナダイ達に時間を割いた。
へなちょこカメラマンには、ハナダイ達の動きが速すぎてなかなか捉えきれない。
仕方なく砂地へ下りてみると、まるで壁のように蠢く無数のキンメモドキの向こうに、セボシテンジクダイのペアーがいた!
「え~!帰ってたの??? おかえりなさい!」
その近くには何組かのペアーがいた。
セホシテンジクダイを目の前にしても、自分の見間違いではないかと思い、半信半疑でレンズを向けた。
いや、やっぱりどう見てもセボシテンジクダイだ!
この間、いったい何処へ行っていたのだろう?
そして、どうして戻って来たのだろうか?
何れにしても喜ばしい限り!
日本ではやや稀種と言われる本種。
屋久島のゼロ戦以外では会ったことはない。
参考写真:同じ時のセボシテンジクダイ。
後姿で向きが悪い。こんな時に目ピンばっちり。。。(笑)
データ詳細
撮影日
2024.10.05 #1459
撮影ポイント
屋久島 ゼロ戦
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)