ササハゼ

スズキ目ハゼ科クロイトハゼ属

2022.7.2:投稿



【分布域】伊豆大島、千葉県~愛知県、奄美大島、加計呂麻島、沖縄諸島、宮古島、西表島。
【生息域】内湾の岩礁、サンゴ礁域の砂泥底や砂底の6~18mに生息。
【特徴】体色は白色。第1背鰭に正方形の大きな1黒斑がある。頭部の頬には1本の水色の斜線を持つ。体側には幅広い茶褐色の帯が3本ある。尾鰭後端も茶褐色。



「数年来の尋ね人(ハゼ)」

5~6年前からだろうか?
いや、もっと前からのような気もする。

探しているハゼ・撮りたいハゼがあった。
特別な海に棲んでいるわけではない。
ことさら稀なハゼでもない。
しかし、会えない。



「富戸のビーチでササハゼ見ました!」
インストラクターのミカちゃんからの”情報”が舞い込んだ。それは、ちょうど1週間前。
極力早く富戸へ行けるようアレンジしてもらった。
あいにくミカちゃんのスケジュールとは合わず、インストラクターの玉ちゃんが連れて行ってくれることになった。

ササハゼをミカちゃんが目撃した場所の海中地図や目印の書かれたメモが玉ちゃんに渡されていた。


玉ちゃんに案内されて辿り着いた富戸の砂地には、ターゲットのササハゼどころか他のハゼすら見当たらない。
「う~縁がないのか?」と悲観的な思いが頭をよぎった。
その時、玉ちゃんがこちらを振り向き指を差すその先には、紛うことなき「ササハゼ」がいた!




出会った「ササハゼ」は良く動く個体だった。10cmまた10㎝と右に左に移動し、体の向きも変えた。

私は最初に視認した場所で「証拠写真」を先ず1枚。
そこからじりじりと間合いを詰めて5枚目でやっとライトが届いた。

ライトが届くこの間合いで、あと2~3枚撮ろうと思った矢先。
ササハゼはカメラの画角からはみ出す程にこちらへ大接近して来た!


そして、次の瞬間。
私の存在に気付いたのか「もう~ビックリした~」という言葉を残し(私の幻聴?!)
一瞬で砂の中へその姿を消した。


尋ね人・ササハゼ!
面白い奴だった!





データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2022.07.01 #1151

撮影ポイント

富戸 ヨコバマ

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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