サクラテンジクダイ
スズキ目テンジクダイ科
2022.6.2:投稿
【分布域】静岡県、徳島県、奄美諸島以南。
【生息域】サンゴ礁や岩礁の水深5~30mの岩穴や洞窟内に潜む。
【特徴】体も各鰭も透明感のある淡赤色で、内臓が透けて見える。頭部や体側には微小な赤斑が多数点在する。体長はおよそ4~5cm。
和名:サクラテンジクダイ(漢字表記:桜天竺鯛)
英名:Glassy cardinalfish
和名は体色から「桜」を連想。
英名は透明感から「ガラス状」のテンジクダイ(cardinalfish)
和名と英名。文化の違いだろうか。比べると本当に面白い。
さて。
サクラテンジクダイには2度会っている。
何れも雲見の洞窟で、鮮明な記憶と共に。
写真は2019年、2度目の出会いの時。
それにしても、淡い桜色の体で背骨も内臓も全て透けて見える。
参考写真:同じ時の写真。
図鑑には「単独で生息する」と書かれているが、この時は数個体でいた。
こちらの写真の個体では頭や体中に「微小な赤斑が多数点在する」ことが良く分かる。
データ詳細
撮影日
2019.07.02 #818
撮影ポイント
雲見 大牛洞窟
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)
「初、見参!サクラテンジクダイ」
こちらの写真は初めて見た(撮った)サクラテンジクダイ。
2014年9月のシルバーウイークに行った雲見。
この時の引率は龍君で、エントリー前に「洞窟の奥の暗がりにサクラテンジクダイがいます」とブリーフィングを受けていた。
洞窟へ行く途中のスレートでの会話。
せ:サクラテンジクダイは?(忘れてるのではないかと、、。)
龍:今行ってます。待ってください。
余りの期待の大きさから、待ちきれずの催促。
親子以上に歳が離れているというのに、諭される。笑
洞窟の奥の暗闇に、龍君が照らす薄明かりにサクラテンジクダイは姿を現した!!!
参考写真:同じ時の元写真。上の写真はトリミングしている。
まさに参考まで。笑
データ詳細
撮影日
2014.09.15 #447
撮影ポイント
雲見 牛着岩
使用機材
Olympus XZ-1