サクラミノウミウシ
ヨツスジミノウミウシ科アカエラミノウミウシ属

2025.4.22:再投稿
体を一杯に伸ばしたサクラミノウミウシ。
海藻(フクロノリ)の上にいた。
最後尾に掲載。
2021.3.15:投稿
【分布域】日本からのみ知られる。
【特徴】体地色は半透明の白色。ピンク色の内臓嚢が透けて見える。背面正中線上に白色の細い線が1本入るものもいる。背側突起は5~6群。突起の色は半透明の白色でピンク色の中腸腺が透けて見える。触角と口触手は平滑で極めて長い。色は体地色と同じ。センナリウミヒドラをホストとして、これを食す。45mmに達する。
「春雷」
3/13(土曜)は私が暮らす街でも春雷が鳴り響いた。
夏の雷とは趣の違う”春雷”が私は結構好きだ。
もちろん自分は家の中にいての話。雷の音や激しく窓を叩く雨の音を聞き、暗雲立ち込める空を走る稲妻の光を眺める。五感が呼び醒まされる。「ほら、もう春だよ〜」と。
3/14(日曜)はTVのニュースで「東京の靖国神社の標準木ソメイヨシノで5〜6輪の開花が確認されました」と伝えている。
首都圏の1都3県は今も緊急事態宣言の中。それでも季節は確実にめぐって来る。
このページでも「サクラ」の名前を持つ生物を取り上げたいと思い「サクラミノウミウシ」を選んだ。
写真の個体は丸まっていて、触角や口触手と尾部が同じ方向にある。
データ詳細

撮影日
2021.01.23 #948
撮影ポイント
田子 小蝶アラシ
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

各図鑑のサクラミノウミウシの記事を読むと「センナリウミヒドラに着生する」と書かれている。
まさにこの写真はその「センナリウミヒドラ」にのっている。
(1枚目もセンナリウミヒドラなのかどうか私には断定できない)
1枚目と2枚目を撮った時期は丁度10年違う。海で楽しく遊んでいる内のあっという間の10年(笑)
データ詳細

撮影日
2011.02.06 #181
撮影ポイント
田子 沖の浮島根
使用機材
SONY Cyber-shot (DSC-WX1)

「サクラミノウミウシ」
2025.4.22:再投稿
今年の陸上での桜の季節は過ぎてしまった。
しばらくは、アスファルト舗装の道の上に舞い散った桜の花びらを見かけていたが、
それも今はない。
2025年4月の半ば。
佐賀の海中には「サクラミノウミウシ」があちこちで満開を迎えていた。
体をのびのびといっぱいに伸ばした妖艶な姿は「桜の季節」を感じさせた。
上品な淡いピンク色の色彩。
触角より遥かに長い口触手。尾部も長い。
今年は二度も”桜の季節”を楽しませてもらった。
データ詳細

撮影日
2025.04.12 #1507
撮影ポイント
佐賀 唐津 馬渡島(ケーブ)
使用機材
Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)