サクラダイ

スズキ目ハタ科ハナダイ亜科

2020.11.19:投稿


長い間、日本の固有種とされてきたが、近年台湾や韓国そしてパラオの近海でも生息が確認されているとのこと。

雌雄ではっきりと色や体の模様が異なる。

潮通しの良い岩礁域に生息。数十匹の群れになって泳いでいる。遊泳性が強い。

写真は雄のサクラダイ。体側の地は赤色、そこに白色の斑紋が複数有る。背鰭の前半と後方に長く伸長した軟条がある。

この写真を撮った場所は、私のダイビング歴の中で過去最大水深。

訪れた場所は「田子の秘境」

深い海の中の別世界。

ライトを当てると、鮮やかなオレンジ色のナンヨウキサンゴ、そこに群れ泳ぐキンギョハナダイとサクラダイが眩しい程に美しく浮かび上がる。

思わず「うぉ〜」っと感嘆の声を上げた。

ここが話に聞く「竜宮城」かと本気で思った。

そのすぐ横にムチカラマツが群生する場所があった。さすがに太陽の光もほぼ届かず仄暗い。

そこに現れたのが、このサクラダイ!

まるで「綺麗に撮ってね!」と言わんばかりに寄ってきた。

暗闇に咲く、真紅のサクラダイ!

一生忘れられない、ダイビングの1シーン。

データ詳細

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撮影日

2012.01.23 #264

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus XZ-1

サクラダイの雌

 

サクラダイは生まれて1〜2年は雌でいて産卵する。やがて体が大きな雌は、性転換して雄になる。(雌性先熟)

雌の体の色はオレンジ色。
背鰭に一箇所黒色の斑紋がある。
背鰭後方に伸長する軟条がある。

 

実は、雄に劣らず美しい!

データ詳細

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撮影日

2016.06.14 #561

撮影ポイント

伊東 白根南

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

この個体はよく見ると、体側に薄っすらと斑紋が現れ始めている。
ちょうど雌から雄への転換の途中と思われる。

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2016.06.14 #561

撮影ポイント

伊東 白根南

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

貫禄充分な雄。ハーレムの主。

 

田子秘境の1枚以外は、すべて2016年の写真。
どうやらこの年、私の中でサクラダイがブームだったらしい。笑
そのブームはいつしか去り、ここ数年プッツリとサクラダイを撮ってない。
最近、サクラダイの群れの良い写真が無いことが判明。
あの桜吹雪のような群れの写真を撮らねば!

 

2021年は「サクラダイ群れブーム」到来の予感。

データ詳細

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撮影日

2016.09.24 #588

撮影ポイント

田子 沖の浮島根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

サクラダイ 幼魚

体に対して眼や鰭が大きい。
熱海ソウダイ根のハナダイエリアに居た。そこはスジハナダイやナガハナダイなどスター揃い。
この子も負けないほど魅力的なオーラを発していた。

サクラダイは雌性先熟。幼魚は基本雌と同じ特徴。
余りの可愛さに追加更新!

データ詳細

撮影日のアイコン

撮影日

2020.12.14 #944

撮影ポイント

熱海 ソウダイ根

使用機材

Olympus OM-D E-M5 MarkⅡ (M.60mm F2.8 Macro)

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